元NPB助っ人の“激怒”に乱闘寸前 ピンチでの打者の動きにブチ切れ…「スイングしろ」
元日本ハムのマーティンが激怒…「私には理解できないし、好きではない」
■Rソックス 2ー1 ブルワーズ(日本時間27日・ボストン)
2016年からの2年間で日本ハムでも活躍し、現在はレッドソックスでプレーするクリス・マーティン投手が26日(日本時間27日)に本拠地で行われたブルワーズ戦で“激昂”する場面があった。MLB公式サイトのアダム・マッカルビー記者とモリー・バックハールド記者が伝えている。
1-1の同点で2番手として救援登板したマーティンは、パーキンスにバントヒットを許して無死一塁に。続くトゥラングにも投犠打。直後にマーティンとブルワーズのクインティン・ベリー一塁コーチが言い合いを始めた。すると、両軍ベンチとブルペンもグラウンドに総出の事態となった。
MLB公式サイトによれば、マーティンは怒った理由を「私は小声で何か言った。何を言ったかは、君たち(の想像)に任せる。つい興奮した。彼らは2度バントしたんだ。私には理解できないし、好きではない。試合の一部だとは理解しているけど。仕方ないね」と言及している。
さらにマーティンは「もしかしたら、彼らは私から打つことはできないと思っているかもしれない。でも、このリーグで戦っているのだから、スイングしろ。それだけだ」とも語っている。冷静になった37歳右腕は「もちろん、こういうことは起きてほしくない。見栄えが悪いからだ。つい興奮した。これは競争だ。私が何か言って、彼が言い返してきた。一方的に言ったのではなく、言い合いだった」と付け加えた。
戦況を見つめていたブルワーズの3番・イェリッチは「野球の一部。私たちは(得点する形を)探しているだけだ」と話した。ブルワーズのパット・マーフィー監督も「あの子が何をしていたか(叫んだか)憶測するつもりはない。だけど、私たちに向かって叫んで、個人的なことを言うのであれば、自分たちのために立ち上がる。それ以上のことにならなくてホッとしている」と胸を押さえた。
幸いにも“言い合い”で事態は解決し、乱闘には発展しなかった。退場者も出なかった“バトル”には、1点を争う重圧があったようだ。