交流戦は「お祭り」 “熱男”松田氏が占う展望…首位独走の鷹に相手が「目の色を変えて」
松田氏がキーマンに挙げるのは柳田
パーソル パ・リーグTVは5月28日からの「日本生命セ・パ交流戦2024」に向けて、「レジェンドOB 日本生命セ・パ交流戦 超分析」と題した動画を投稿。ソフトバンクOBとして登場したのは、松田宣浩氏。2019年交流戦MVP男は「交流戦はお祭り」だと話す。
交流戦初戦を終え、貯金はすでに「17」。今年は序盤から圧倒的な強さを見せつけているソフトバンク。投打がガッチリと噛み合い、ここ数年リーグ優勝から遠ざかっていた鬱憤を晴らすかのような快進撃だ。28日から始まった交流戦でも、セ相手にその強さを発揮できるか。セ・パ両リーグを経験している松田氏は、「パ・リーグにはない雰囲気で、セ・リーグにはセ・リーグの良さがあります。当然、ホークスと対戦する6球団は、目の色を変えて対決してくると思う」と話す。
開幕から2カ月というタイミングで交流戦がスタートすることについて、「どの球団も疲れが見えていると思いますが、ギアをあげる大事なポイントになるのが交流戦だと思います」。昨年は惜しくも得失点差で交流戦優勝を逃し、その後に悪夢の12連敗と、交流戦を機に調子が上向きにとはならなかったソフトバンクだが、今年はまず交流戦に入る勢いからして違う。
特筆すべきはゲーム終盤の強さ。リリーフの津森宥紀投手が4勝を挙げていることにも表れているが、ここまで14試合で逆転勝ちを収めており、3番柳田悠岐外野手、4番山川穂高内野手、5番近藤健介外野手の“12球団最強”クリーンナップに回せば、相手にとって何点リードがあっても安全圏とは言えないだろう。
松田氏も交流戦のキーマンとして柳田を挙げる。「昨年に比べて今季は、指名打者よりもライトを守る機会が多いので、これも柳田選手にプラスの作用になっています。よく足が動いているので、このまま今年もいってくれるんじゃないかなと思う」と、守備からリズムをつくる柳田のスタイルを指摘した。
とにかく結果にこだわりたい交流戦ではあるが「年に1回しか対戦しないチームと、年に1回しか行かない球場で野球ができるので、『お祭り』というイメージをもって試合をやっていました」と松田氏も言うとおり、選手たちが普段と違った環境を楽しんいる様子にも注目してもらいたい。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)