水原一平被告、有罪を認める 黒スーツで登場、2度「ギルティ」と発言…判決は10月26日
5月16日以来、3度目の出廷…報道陣の問いかけには無言
ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で銀行詐欺などの罪に問われている水原一平被告が4日(日本時間5日)、連邦地裁に出廷した。水原被告が出廷するのは今回で3度目。自らの口で「ギルティ」と2度言い、有罪を認めた。
この日、黒スーツ姿に白シャツで登場した水原被告は裁判官からの問いかけに計58回「Yes」と自らの口で話した。その後、銀行詐欺、虚偽の税務書類作成について、それぞれ「ギルティ」と罪を認めた。
判決は10月25日(同26日)に言い渡される。有罪答弁が終わると、マイケル・フリードマン弁護士とともに正面入り口から登場。報道陣の問いかけには無言で法廷を後にした。
水原被告は日本時間3月20日の開幕戦直後に違法賭博に関与し、大谷の口座から資金を盗んだとしてドジャースを解雇されていた。4月11日(同12日)には、米連邦検察当局から銀行詐欺容疑で訴追され、翌12日(同13日)にはロサンゼルスの連邦地裁に出廷。保釈保証金2万5000ドル(約387万円)で保釈されていた。
5月8日(同9日)に米連邦検察が、司法取引に応じ銀行詐欺と虚偽の納税申告の罪状を認めたと発表。5月15日(同16日)の罪状認否では一度、形式的に無罪を主張していた。