阪神2年目右腕は「神助っ人」 来日初完投で衝撃0.69…ファンが重ねたレジェンド
2年目のビーズリーは来日初完投で3勝目を挙げた
■阪神 4ー1 西武(8日・甲子園)
阪神のジェレミー・ビーズリー投手が8日、甲子園で行われた西武戦に先発し、9回に1点を失ったが4安打、119球の熱投。来日2年目の初完投で4-1の勝利に貢献し、今季3勝目を挙げた。中継ぎ陣に疲れも心配されるなかで、1人で最後まで投げ切った助っ人に、ファンは「メッセンジャーの再来」と阪神で10年間プレーし、3度の最多投球回などを誇ったタフネス右腕に重ねた。
5月18日に登録された28歳のビーズリーは今季初登板となった同日のヤクルト戦で5回無失点、同25日の巨人戦で6回無失点。6月1日のロッテ戦は白星はつかなかったが、やはり6回1失点と好投した。
この日も8回までゼロを並べ、9回に安打や四球、自身の暴投も絡んで1点を失ったが3勝目をマーク。防御率0.69と抜群の安定感を示している。最後の打者、長谷川信哉外野手を左飛に打ち取ると、帽子を高々と天に掲げて喜びを示した。
頼れる助っ人右腕にファンは、2010~2019年まで阪神に所属し、10年間で98勝、計1606回1/3を投げたランディ・メッセンジャーの姿を重ねた。SNS上には「マジ救世主」「投げる度に良くなっている」「メッセになれるやろ」「メッセンジャーみたいな雰囲気」「神助っ人か」「あのガッツがいい」といったコメントが寄せられていた。