ハムの剛腕が「完全復活している」 屈辱経てマウンド仁王立ち、1か月ぶりSに熱狂
日本ハム・田中正義が約1か月ぶりのセーブを記録した
■日本ハム 5ー2 楽天(22日・エスコンフィールド)
日本ハム・田中正義投手が22日、エスコンフィールドで行われた楽天戦で5-2の9回に登板。1四球は与えたものの2三振を奪う無安打投球で11セーブ目をマークした。約1か月ぶりとなるセーブとなり、ファンからは「復ッ活ッ」「守護神おかえりなさい」といった声があがっていた。
名前がアナウンスされると、ファンの大歓声に迎えられながら本拠地のマウンドに立った。田中正は先頭の代打・伊藤裕季也内野手を154キロの直球で見逃し三振。次打者の四球後、村林一輝内野手に強烈なライナーを打たれたが、二塁の福田光輝内野手が好捕。2死とすると最後は辰己涼介外野手を力のある154キロ直球で空振り三振を奪った。
剛腕は表情ひとつ変えず、仲間とハイタッチとかわした。昨季25セーブを挙げた29歳右腕は5月31日、6月1日のDeNA戦で2戦連続本塁打を浴びるなど、3試合連続救援失敗。配置転換を余儀なくされていた。この日が5月21日以来のセーブとなった。
9回をピシャリと締めた田中正の投球をDAZNが公式X(旧ツイッター)に投稿。ファンは「ガッツ(ポーズ)なしの正義 かっこいい」「いつ見ても気持ち良い」「完全復活してるのが素晴らしすぎる」「最後の三振はまさにジャスティス」などと抑え復帰を歓迎していた。