阪神戦力外30歳を「獲ってくれてありがとう」 爆裂強肩に古巣ファン騒然「痺れた」
中日・板山が古巣相手に躍動
■阪神 1ー1 中日(26日・甲子園)
中日・板山祐太郎外野手が26日、甲子園で行われた阪神戦で、2回に右翼の守備で強肩を披露。右前打から本塁生還を狙う二塁走者をノーバウンド送球で刺し、甲子園を騒然とさせた。ファンは「最高かよ」「痺れた」などと歓喜した。
0-0の2回2死一、二塁、阪神の小幡竜平内野手が右前打を放った。右翼の板山はワンバウンドで捕球すると素早く握り変えて本塁へ送球。捕手へノーバウンドのストライクとなり、二塁走者の大山悠輔内野手は悠々アウトに。甲子園はどよめきに包まれた。
板山は2015年ドラフト6位で阪神に入団、8年間を過ごしたが昨オフに戦力外となり、中日と育成選手契約を結んでいた。持ち味のバットコントロールを生かし、5月に支配下選手登録を勝ち取った“苦労人”だ。
30歳の板山は内外野の全ポジションを守ることができる。打撃、走塁でも存在感を示すユーティリティプレーヤーで、新天地で生き抜く覚悟だ。今季は17試合に出場し打率.356と存在感を示している。
DAZNが公式X(旧ツイッター)に「最強のバイプレイヤー これがスーパーユーティリティー 板山祐太郎のビッグプレー」として板山のスーパースローを投稿。ファンは「捕球してからの送球が速すぎる」「古巣相手に存在感」「獲ってくれてありがとう」とコメント。阪神ファンからは「ふるさと納税はいらん」「恩返しは十分やろ」といった“恨み節”もあがっていた。