DeNA筒香が完封目前の菅野から逆転弾　上位進出へ「全部が大事な試合に」

9回1死から倉本、梶谷の連打に続く逆転2ラン「ひっくり返したいという気持ちが野手全員にあった」

　DeNAの筒香嘉智外野手が13日、東京ドームでの巨人戦の最終回、相手エース・菅野から逆転2ランを放ち、チームを3-2の勝利に導いた。チームは球宴後から続いていた巨人戦の連敗を5で止めた。

　8回まで巨人・菅野の前にわずか2安打。しかし、2点ビハインドの最終回、1死から代打の倉本がライトへの二塁打で出ると、梶谷が1点差に迫るタイムリーを放つ。なおも1死二塁で打席には4番・筒香が入った。

「前の梶谷さんがつないでくださったので、絶対ランナーを還すという気持ちで打席に入りました」

　2ボール1ストライクから「上手いこと前に突っ込まずに打てた」と菅野のカーブを捉え、打球はライナー性の弧を描き巨人ファンで埋まるライトスタンドへ。土壇場での逆転2ランで3-2とリードを奪うと、最後は山崎康が抑え、5連敗を喫していた巨人に逆転勝利を収めた。