中日ガルシア、ノーノー逃すも1安打零封10勝目! 8回先頭で安打許すも…
7回までノーヒットも、8回先頭の会沢に唯一の安打許す
■中日 5-0 広島(18日・ナゴヤドーム)
中日のオネルキ・ガルシア投手が、1安打完封の快投でチームの連敗を止めた。18日、本拠地ナゴヤドームで行われた広島戦。今季16試合目の先発マウンドに上がった助っ人左腕は7回まで広島打線を無安打に抑え込む好投を見せた。8回先頭の会沢にこの日唯一の安打を許して大記録は逃したが、後続を打ち取って8回1安打無失点。今季10勝目をマークした。
初回2死から四球と自らの失策で満塁のピンチを招いたが、野間を一ゴロに打ち取って脱すると波に乗った。2回は会沢、西川、岡田を3者連続三振に斬って取ると、一気に波に乗り7回まで無安打投球を続けた。
左腕の力投に、打線も応えた。広島の先発岡田の前に6回までわずか3安打無得点に終わっていたが、7回裏に、ようやく援護。1死満塁で女房役の松井雅が左前適時打を放ち、欲しかった先制点を奪い取った。さらに、続くガルシア自ら左前への適時打。京田にも適時打が出て、一気に4点のリードを奪った。
ガルシアは8回もマウンドに。だが、先頭の会沢をつまらせた打球は、フラフラと舞い上がって二塁手の頭上を越えて右前にポトリと落ち、右前安打に。これがこの日許した唯一の安打となり、史上90人目の快挙を逃した。だが、左腕は続く代打新井を遊ゴロ併殺打に打ち取り、1安打無失点の好投で8回で降板した。9回は鈴木博が抑え、中日はガルシアの力投で連敗をストップした。
広島は打線が1安打を放つのがやっと。先発の岡田は6回まで無失点と好投していたが、7回に崩れて4点を失い、4敗目を喫した。
(Full-Count編集部)