T・ヘルナンデスがHRダービー初優勝 ド軍史上初の快挙、大谷翔平からの“助言”も生かす
決勝でウィットJr.を14-13で下して戴冠
オールスター戦の前日恒例イベントとなっているホームランダービーが15日(日本時間16日)、テキサス州アーリントンのグローブライフフィールドで行われ、ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手が優勝を果たした。ドジャースの選手がダービーを制すのは史上初。ディノ・イーベル三塁コーチとのコンビで、賞金100万ドル(約1億5700万円)を手にした。
全8選手が本数を競う1回戦では19本塁打を放ち、8選手中4位でギリギリ突破。トーナメント形式で行われた準決勝では、フィリーズのアレク・ボーム内野手と激闘を演じた。後攻のボームが最終スイングで本塁打を放ち、突破したかと思われたがファウルの判定で延長戦に突入。先行のT・ヘルナンデスが3スイング中2本を柵越え、ボームは1本に終わって、疲労の様子を浮かべながらも勝ち抜けした。
決勝ではロイヤルズのボビー・ウィットJr.内野手と対戦。先行で14本塁打を放つと、後攻のウィットJr.は徐々に調子を上げて13本に。最終スイングは本塁打性の打球だったが、惜しくもフェンスに直撃してここまで。T・ヘルナンデスがドジャースの選手では初、ドミニカ共和国出身選手では7人目のダービー制覇者となった。
T・ヘルナンデスは前半戦でチーム2位の19本塁打をマーク。控え野手部門で3年ぶり2度目のオールスター出場となった。以前から参加を希望していたホームランダービーには最終8人目の選手として選出。1回戦のタイムアウトでは、同僚の大谷翔平投手やタイラー・グラスノー投手の他、ドミニカ共和国の同郷選手であるフアン・ソト外野手(ヤンキース)やブラディミール・ゲレーロJr.内野手(ブルージェイズ)が応援に駆け付ける場面も話題を呼んだ。
(Full-Count編集部)