大谷翔平と「プレーしたい」 ヤ軍ソトが熱望も浮かび上がる“壁”…ド軍が抱える制約
今オフにFAとなるソトのド軍移籍は「想像し難い」…米メディアが指摘
ヤンキースのフアン・ソト外野手は15日(日本時間16日)、米テキサス州アーリントンでオールスターゲームの前日会見に臨み、ドジャース・大谷翔平投手との共闘を熱望した。25歳の天才打者は今オフにFAとなるが、米メディアはドジャースが争奪戦に加わるのは「想像し難い」と伝えている。
ソトはこの日の会見で、現地メディアから一緒にプレーしたい選手を問われ、「オオタニは間違いなくその1人だ。彼はナ・リーグに移籍して、僕はア・リーグだからちょっと難しいね」とハニカミながらコメントした。地元メディア「スポルティング・ニュース」はこれを受け、ソトはあくまで球宴という背景の中でという意味合いで答えているのではと推察したうえで「FAまで時間が迫っているスーパスターは、ショウヘイ・オオタニとともにプレーすることを望んでいる。ドジャースはオフに新しいスーパースターを追い求めるかもしれない」と伝えている。
ただ、実際にはその可能性は低いという見解だ。記事は「ソトが加わるという考えはドジャースファンにとっては魅力的であるだろう」とした上で、「このスーパースターの争奪戦に彼らが入るというのは想像し難い」と主張。「彼はヤンキースでセンセーショナルなシーズンを送っており、オフに彼をキープする最有力候補になる可能性が高い」と述べている。
また、「ドジャースは財政的な制約がたくさんある」とも。今オフに“1800億円補強”を敢行しており、大金を得る選手の争奪戦参入への妨げになる可能性があることにも言及している。
25歳のソトは今季はヤンキースへ移籍し、3100万ドル(約49億円)で契約。年俸調停権を持つ選手としては、大谷の3000万ドル(約47億6000万円)を抜き、史上最高額となった。今季前半戦は打率.295、23本塁打、66打点、出塁率.426、OPS.985をマークしている。
(Full-Count編集部)