まさかの敬遠でMVPと勝負「グレートな回だった」 逆転勝ちにロバーツ監督はニヤり

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:ロイター】
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:ロイター】

スミスを敬遠で満塁→フリーマンが満塁弾

【MLB】ドジャース 4ー1 Rソックス(日本時間20日・ロサンゼルス)

 ドジャースは19日(日本時間20日)、本拠地でのレッドソックス戦に4-1で逆転勝利を収めた。1点ビハインドの8回にフレディ・フリーマン内野手が右翼へ逆転満塁弾を放ち、本拠地は熱狂。後半戦初戦を勝利で飾った。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「グレートな回だった」と8回を振り返った。

 チームは7回まで2安打に抑え込まれるも、1死一塁から大谷翔平投手が左翼線への二塁打を放って二、三塁に。ここでレッドソックスは続くウィル・スミス捕手を敬遠で歩かせ、フリーマンとの勝負を選んだ。

 マウンドには左腕のベルナルディがいたとはいえ、元MVPと勝負する決断に場内もざわめき。フリーマンは2球目のカーブを右翼席に運び、場内は大歓声に包まれた。

 ロバーツ監督は「相手投手はウィル(スミス)かフレディ(フリーマン)と勝負をしなくてはいけなかった。グッドだった。グレートな回だったし、グレートな打席でもあった」とご機嫌な様子。フリーマンの打席については「相手側としては、どちらを選んでも厳しい状況になる。タフだね。その状況を作ったのはバルガスが出塁をして、ショウヘイが二塁打を打ったからだ。相手監督は決断を迫られた」と話した。

(上野明洸 / Akihiro Ueno)

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