なぜ藤浪晋太郎は“事実上の戦力外”に? 指揮官説明…復帰の「センガのために」
メンドーサ監督「センガのためにロースター枠を空ける必要があった」
メッツは26日(日本時間27日)、藤浪晋太郎投手を負傷者リスト(IL)から復帰させ、メジャー出場前提となる40人枠から外す措置(DFA)をとったと発表した。カルロス・メンドーサ監督は試合前の会見で「フジナミは60日間のILにいた。(回復し)40人枠に戻す必要があった。(先発予定の)センガのためにロースター枠を空ける必要があった」と説明したと報じている。
藤浪はメジャー2年目の今季、2月に年俸325万ドル(約5億円)プラス出来高でメッツと契約。しかし、スプリングトレーニングでは5試合に登板して0勝1敗2ホールド、防御率12.27で、マイナー3Aで開幕を迎えていた。
5月13日(同14日)には右肩の張りでIL入り。6月5日(同6日)には60日間のILに移行した。3Aシラキュースでは14試合に登板して1勝0敗、防御率10.95だった。指揮官は「今年はフジにとってタフな1年だ」とも言及している。
この日は千賀滉大投手が本拠地でのブレーブス戦で復帰登板を予定。そのため、藤浪が“事実上の戦力外”となった模様だ。藤浪は前回登板となったブルージェイズ傘下3Aバッファロー戦では、5回から2番手として登板。先頭から3者連続四球を与え、1死後に押し出し四球。続く1死満塁から犠飛を許したところで降板となった。球速は最速99.8マイル(約160.6キロ)を記録していた。
今後は7日以内にトレードされるかウェーバー公示される。獲得を申し入れる球団がなかった場合はマイナーに留まるか、リリースとなる。去就に注目が集まる。
(Full-Count編集部)