大谷翔平の32号に敵地放送局もドン引き “伝説級”飛距離は「レアなこと」
通算612発のトーミら「最もパワーのある左打者しか打てないです」
【MLB】アストロズ ー ドジャース(日本時間28日・ヒューストン)
ドジャースの大谷翔平投手が27日(日本時間28日)、敵地で行われたアストロズ戦で2試合ぶりの32号ソロを放った。自己最速タイとなる打球初速118.7マイル(約191キロ)、飛距離443フィート(約135メートル)の特大弾に、敵地放送局ですら感嘆した。
アストロズ放送局「スポーツ・シティ・ホーム・ネットワーク」の実況トッド・カラス氏は「打球を粉砕した! 間違いなく2階席まで飛んだ! 電光掲示板まで飛んだ! ボールをキャッチした電光掲示板の近くにいるファンは、予想していなかったでしょう! あそこまで飛ぶことはあまりないからです」とあまりの飛距離に“ドン引き”しながら伝えた。
解説のジェフ・ブラム氏は「2階席の中段くらいまで飛ぶホームランは何度も見てきましたが、強烈な打球で2階席の観客席を超える打球は(あまり見たことがないです)。パワーを見せつけました」と信じられない様子。
カラス氏が「今まで電光掲示板まで打ったことがある選手は、ヨルダン(アルバレス)だけです」と言うと、ブラム氏は「フィリーズ時代のジム・トーミがあそこまで、打ったことを思い出しました」と殿堂入りした通算612発の伝説の打者の名前を挙げた。カラス氏も「レアなことですね。最もパワーのある左打者しか打てないです」と驚愕した。
大谷は3回無死の第2打席、甘く入ったフォーシームを完璧に振り抜いて右翼席最上段まで飛ばした。野手が一歩も動かないほどの完璧な当たりに、右手を高々と突き上げダイヤモンドを一周した。
(Full-Count編集部)