大谷翔平、4出塁もサヨナラ負け「今が踏ん張り時」 特大32号には納得「全部よかった」
32号ソロなど3打数2安打2打点2四球1盗塁
【MLB】アストロズ 7ー6 ドジャース(日本時間28日・ヒューストン)
ドジャース・大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地で行われたアストロズ戦で32号ソロを放つなど3打数2安打2打点2四球1盗塁の活躍を見せた。しかしチームは最大5点差を守れずサヨナラ負け。大谷は「昨日も今日もなかなか難しいゲームが続いていますけど、試合の全体的な流れとしてはそこまで打線に関しては悪くない。僅差で持っていかれている感じですし、今が踏ん張り時じゃないかなと思います」と振り返った。
大谷は3回無死の第2打席、甘く入ったフォーシームを完璧に振り抜いて右翼席最上段まで飛ばした。野手が一歩も動かないほどの完璧な当たりは自己最速タイとなる打球初速118.7マイル(約191キロ)、飛距離443フィート(約135メートル)の特大弾。2試合ぶりの32号で、本塁打王争いで2位につけるマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)に2本差をつけた。
会心の一発には「打った感覚は今までの中でもトップじゃないかなというくらい、打感も角度も全部が良かったんじゃないかと思います」と手応えを語った。昨年よりもパワーが出ているかと聞かれると「走る方もしっかりいいのは動けている証拠かなと思うので、それがパワーという面でもいい方向に作用しているのかなと思います」と話した。
4回無死一塁の第3打席は四球で出塁、6回1死一、二塁の第4打席は中前適時打を放った。8回2死の第5打席は四球で出塁すると、すかさず二盗を成功。2021年に並びシーズン最多26個目の成功となった。
4出塁の奮闘も、悪夢の逆転負けで2連敗。「勝てそうで勝てないゲームがどちらかと言うと多いので、そういう意味ではフラストレーションが溜まる。みんなそうだと思う。もう少しすれば怪我をしている選手も帰ってくる時期なので、踏ん張り時なのかなと思います」と鼓舞した。
(Full-Count編集部)