大谷翔平、今季は“自己最多”ラッシュか 盗塁はすでに更新…7部門で異次元ペース

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

シーズン48本塁打、115打点、41盗塁ペース

 ドジャース・大谷翔平投手はここまで打率.314、32本塁打、76打点、OPS1.043と驚異の成績を収め、怪我人が続出しているチームで奮闘している。29日(日本時間30日)の試合前時点で、打率、本塁打でリーグトップに立ち、3冠王も射程圏内。このまま行くと7部門でキャリアハイを更新しそうだ。

 ここまでチーム107試合を消化。162試合に換算すると、打率.314、194安打、42二塁打、6三塁打、48本塁打、124得点、115打点、41盗塁、91四球、出塁率.404、長打率.639、OPS1.043のペースとなっている。このうち、打率、安打、二塁打、本塁打、得点、打点はキャリアハイペースだ。

 28日(同29日)の敵地・アストロズ戦で3戦連続盗塁を成功。27個目をマークし、出場104試合で2021年の26盗塁を抜き自己最多を更新した。同年は10個の盗塁死を記録したが今年は未だ4個。成功率も格段と上がっている。また、現在28二塁打。自己最多は2022年の30二塁打なので記録更新が目前に迫る。

 指標で見ても進化は明らかだ。今季の平均打球速度95.9マイル(約154.3キロ)は自己最速。27日(同28日)の敵地・アストロズ戦では、本塁打の当たりでは自己最速となる118.7マイル(約191キロ)の32号を放った。試合後、「毎年オフシーズンにやった成果がシーズン中に出ているんじゃないかなと思う」と手応えも口にしていた。

 ドジャース移籍1年目。打者専念ながらチーム内でトップの成績を収めている。3冠王や50本塁打&40盗塁など様々な記録がかかる中、本人は「積み上げるものだと思うので、それはシーズンが終わったあとに、「よかったね」でいいんじゃないかなとは思います」とあっさり。それでもファンは期待せざるを得ないだろう。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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