“復活”オコエが「エグい」 蘇る9年前の記憶…完璧弾が「甲子園の申し子」
オコエの今季1号は阪神ビーズリーからバックスクリーンへ
■阪神 9ー2 巨人(1日・甲子園)
“今季1号”にどよめきが起きている。巨人・オコエ瑠偉外野手は1日、甲子園球場で行われた阪神戦で今季1号となるソロ本塁打を放った。チームは2-9で敗れたものの、一発を見たファンからは「エグい」「甲子園の申し子」などと称賛の声が寄せられた。
1-6で迎えた6回先頭、戸郷翔征投手の代打で登場。阪神ジェレミー・ビーズリー投手に2球で追い込まれたが、3球目のスライダーを一閃。打球は聖地の夜空を切り裂き、センターバックスクリーンへと吸い込まれた。
この一発には「かっこよすぎる」「スタメンで使おう」「美しい」「やばすぎんか?」と大興奮のファンもいれば、「これは関東第一オコエ」「甲子園からもう9年かよ」との声も。オコエは2015年に開催された第97回全国高校野球選手権大会準々決勝興南戦で、9回に劇的なサヨナラ本塁打を放っていた。当時の大会を代表する一発を思い出す人もいた。
オコエは2015年ドラフト1位で楽天入団。楽天では思うような結果を残すことができず、2022年12月の現役ドラフトで巨人に移籍した。新天地1年目の昨年は開幕スタメンを果たすも開花とまではいかず、41試合で打率.235、2本塁打だった。今季は2度の抹消を経験しながらも、34試合で打率.259、OPS.656をマーク。聖地での一発で波に乗れるだろうか。