大谷翔平が去っても…ジャッジに現れた“ライバル” 躍動の24歳、白熱するMVPレース
「MLBネットワーク」が投稿…ジャッジとウィットJr.はどっちが“凄い”?
MVPレースが早くも白熱模様だ。「MLBネットワーク」は1日(日本時間2日)、公式X(旧ツイッター)にて「彼らのチームにとってより価値のある選手は? アーロン・ジャッジ、それともボビー・ウィットJr.?」と投稿。米ファンからは「簡単な選択だ、ウィットだね」「数字はジャッジが上だろ」と喧喧囂囂の議論を呼んでいる。
ジャッジは7月を終えてメジャートップの39本塁打、99打点、OPS1.136をマーク。MVPレースで重要視される勝利貢献度WARでも、米データサイト「ベースボール・リファレンス」版で同じく1位の7.5を記録している。一方でウィットJr.は1日(同2日)のタイガース戦で今季20号を含む2安打を放ち、リーグ1位の打率.350まで上昇した。さらにメジャー史上初となる3年連続20本塁打&20盗塁、OPSも1.002と大台に乗せている。
「MLBネットワーク」はさらに両者のチームWAR上位3人を紹介。ジャッジはヤンキースでもトップの7.5、以降はフアン・ソト外野手の6.6、アンソニー・ボルピー内野手の2.8と続く。ウィットJr.は7.0でロイヤルズ1位、フレディー・ファーミーン捕手が2.2、サルバドール・ペレス捕手が2.1となっている。ウィットJr.が一人際立っているのがよく分かる。
この投稿を見た米ファンの中では「ジャッジvsウィットJr.論争」が勃発。「数字を見てみろ。ウィットの圧勝」「fWARを使うと、ウィットが勝っている。チームにとっての観点なら、さらにずっと価値がある」「ヤンキースにはソトがいる。ウィットは一人で貢献している」「ジャッジの成績はウィットよりさらにいい」などと、決着の見えない展開になっている。
ア・リーグのMVPレースは、大谷翔平投手がエンゼルスからドジャースに移籍し、開幕前からジャッジがMVPの有力候補に挙げられていた。期待に違わずジャッジは猛打を発揮して大本命として前半戦を折り返したものの、24歳のウィットJr.が猛追している。果たしてア・リーグのMVPに輝くのは、ジャッジかウィットJr.かそれとも別の誰かか……。今後の展開にも注目が集まる。
(Full-Count編集部)