楽天・聖澤、斎藤佑撃ちの先制打&サヨナラ打! 「たまには打たないと」

9回に石井からサヨナラ打も「不安な気持ちの方が強かった」

 楽天の聖澤諒外野手が、15日の日本ハム戦(コボスタ宮城)で自身3本目のサヨナラ打を放った。同点の9回1死二、三塁で、5番手左腕・石井の外角直球を強振。二塁・田中を強襲する右前タイムリーで、チームの今季6度目のサヨナラ勝ちを決めた。

 3回1死二、三塁では斎藤の高めに浮いた直球を逃さず、先制の右翼線2点二塁打。9日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来となるマルチ安打、5打点と暴れ回った。

 チームは2点差の8回2死一塁で、伊志嶺の代打・ウィーラーが宮西から来日初の代打弾となる同点4号2ラン。終盤で試合をひっくり返し、日本ハム戦の連敗を4で止めた。

 劇的なサヨナラ勝ちを決めた2012年のパ・リーグ盗塁王は、ペーニャらからスポーツドリンクをかけられ、ヒーローインタビューでは照れ臭そうに振り返った。

--サヨナラ打を打った瞬間に、チームメートから手洗い祝福を受けた。

「うれしかったですね」

--9回のサヨナラ打を振り返って。

「正直、得点圏打率も低いし、不安な気持ちの方が強かった。結果的にとしてサヨナラ打となって、肩の荷が下りましたというか、ホッとしてます」

--カウント2ストライクと追い込まれていた。

「なんとか食らいつこうと思って、バットに当てようと思いました」

--3回にも先制2点二塁打を放っていた。

「たまには打たないと申し訳ないので。後半戦、残り試合で、いいところで打って取り戻したいと思います」

--今後に向けて。

「残り試合も少なくなりましたけど、クライマックスシリーズ進出に向けて、一戦一戦、頑張っていきましょう」

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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