ド軍剛腕、今季終了か…指揮官沈痛「かなりの大ごと」 緊急降板で涙、ロッカーで松葉杖
グラテロルは復帰後初登板も右太腿痛め緊急降板…涙を流しベンチへ
【MLB】フィリーズ 6ー2 ドジャース(日本時間7日・ロサンゼルス)
ドジャースのブルスダー・グラテロル投手は6日(日本時間7日)、本拠地・フィリーズ戦で今季初登板を果たしたが、右太腿裏の張りでわずか8球で緊急降板した。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「私が知っている限り、ハムストリングの(診断は)グレード3だ。つまり、復帰まで長い道のりになる。本当に気の毒だ」と沈痛な面持ちで明かした。
グラテロルは開幕前に右肩の違和感で負傷者リスト(IL)入り。前日5日(同6日)にロースターに復帰したばかりだった。6回に3番手として今季初登板。ハーパーを三飛、ボームに右前打を浴び、リアルミュートの打席の途中で投げ終わりに右太腿を抑え苦悶の表情を浮かべた。そのまま立てずに涙を流しながら、両脇を抱えられベンチへ下がった。
わずか8球で降板。試合後のクラブハウスには松葉杖が立て掛けられており、グラテロルは椅子に座って俯いたままだった。ジェイソン・ヘイワード外野手らが肩を叩き、球団スタッフもハグをして慰めていた。
ロバーツ監督は「かなりの大ごとだった。私が知っている限り、ハムストリングの(診断は)グレード3だ。つまり、復帰までまた長い道のりになる。本当に気の毒だ」と右腕を慮った。「今年どうなるのかわからない。タフな出来事だった」と説明したが、再びIL入りし、長期離脱を余儀なくされる見込みだ。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)