ド軍野手が睨みつけ怒り 直後の“報復”…不穏な空気漂わせ残した遺恨「どう見ても分かる」
ドジャース対フィリーズで死球の応酬…一触即発の空気が充満した
【MLB】フィリーズ 9ー4 ドジャース(日本時間8日・ロサンゼルス)
大谷翔平、山本由伸両投手が所属するドジャースは115試合を終えて66勝49敗。ナ・リーグ西地区首位を走るが、下位球団との差は徐々に接近し、2位パドレスと2.5ゲーム、3位ダイヤモンドバックスと3.5ゲーム差になっている。5日(日本時間6日)から行われた東地区首位のフィリーズとの3連戦は1勝2敗で負け越したほか、3戦目の7日(同8日)の試合では死球の応酬で不穏な空気が流れた。米メディアは「ポストシーズンで対戦した場合、とても興味深いものになる可能性がある」と両軍に遺恨が残ったことに言及した。
ド軍の本拠地で行われた地区首位同士の戦いは、3連戦の最後にヒートアップした。まずは8回のフィリーズの攻撃で、ニック・カステヤノス外野手がマイケル・グローブ投手から死球を受けた。97マイル(約156キロ)が腕付近を直撃。カステヤノスは怒りの表情をグローブに向け、何事か言葉を発している。
その裏、今度はドジャースのギャビン・ラックス内野手が左腕マット・ストラム投手から死球を受けた。94マイル(約151キロ)が背中付近に当たった。スタンドからブーイングが起き、ラックスとストラムはにらみ合うような構図に。ラックスは何か言葉を発しながら一塁に向かった。
乱闘には至らなかったが、一触即発の緊迫した空気が充満したドジャースタジアム。米メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者は自身のX(旧ツイッター)に「両選手(カステヤノスとラックス)ともピッチャーと言葉を交わしたが、状況がエスカレートすることはなかった。ドジャースとフィリーズはレギュラーシーズン中に、再び対戦することはないが、ポストシーズンで対戦した場合、とても興味深いものになる可能性がある」と占った。
ファンも“死球合戦”に反応。SNSには「どう見ても分かる」「こういうの大好き」「目には目を」「当然のこと」「これが野球よ」「カステヤノスのために報復したんだね」「グローブは絶対に故意ではなかった」「キッチリやり返してくれる姿勢は好きだな」「誰がどう見ても分かる報復やな」と様々な意見が寄せられた。レギュラーシーズン最後の直接対決で残った遺恨。両軍がポストシーズンで激突した場合、熱い戦いになるのは必至の展開となった。