ド軍は「5試合ごとに犠牲を払う」 米記者苦言…地区Vへ必要な“元エース”の復活
ビューラーが復帰登板で4失点…チームは1点差で敗れる
【MLB】ブルワーズ 5ー4 ドジャース(日本時間15日・ミルウォーキー)
元エースが苦しんでいる。ドジャースのウォーカー・ビューラー投手は14日(日本時間15日)、敵地でのブルワーズ戦に先発し、3回1/3を投げて4失点(自責1)で降板した。右肘手術から復帰した今季は、ここまで9試合で1勝4敗、防御率5.58と苦戦しており、米記者も苦言を呈した。
ビューラーは2019年に14勝、2021年には16勝を挙げたが、トミー・ジョン手術の影響で昨季は全休していた。今季から復帰するも厳しい投球が続いており、6月には右股関節の炎症で負傷者リスト(IL)入り。この日が約2カ月ぶりの復帰登板だった。
14日(同15日)の試合では初回に3点の援護を貰うも、2回に先頭のバウアーズにソロを被弾。その後は味方の失策も絡んで同点に追いつかれてしまった。チームは1点差で敗れ、同地区2位のダイヤモンドバックス、パドレスと2.5ゲーム差になってしまった。
苦戦が続く右腕に、米経済誌フォーブスなどに寄稿するハワード・コール氏は「ドジャースはウォーカー・ビューラーせいで(彼が先発する)5試合ごとに犠牲を払いながら地区優勝することはできない」とX(旧ツイッター)に綴った。「おそらくリリーフとしても価値はほとんどないだろう」というファンのコメントに対し、同氏は「全くない」と同調していた。
山本由伸投手が離脱し、好投を見せていたリバー・ライアンが今季絶望となるなど、苦しい台所事情が続いているドジャース。地区優勝、世界一へ、実績ある剛腕の復活が待たれる。
(Full-Count編集部)