田中将大の完投勝利に敵将も脱帽 「あれこそヤンキースが契約した理由」
首位攻防戦で貴重な1勝の田中、ブ軍ギボンズ監督も「彼は偉大だった」
ヤンキースの田中将大投手が15日(日本時間16日)、敵地ブルージェイズ戦で9回5安打1失点8奪三振3四球と好投し、9勝目(5敗)を挙げた。4-1でア・リーグ東地区の首位攻防戦を制したヤンキースは3連勝。今季初完投勝利に、敵将ジョン・ギボンズ監督も脱帽している。地元紙「トロント・スター」が報じている。
地区優勝争いのライバル決戦で、5安打1失点で完投勝利を挙げた日本人右腕は敵将の称賛を引き出した。
「彼は偉大だった。乗っていたし、狙ったところに攻めていた」
ギボンズ監督はこう脱帽したという。112球を投げ、ストライクは72球。ストライク率は64パーセントで3四球。好調ブルージェイズに付け入る隙を許さなかった。打者35人に対し、初球ストライクは23球。アグレッシブに強打者揃いのライバルを攻めた。