日ハム中村が7回1失点、今季5度目先発で初勝利 「ストライク先行でいけた」
7回98球を4安打1失点の好投でようやく今季1勝「すごくうれしい」
日本ハムの中村勝投手が16日の楽天戦(コボスタ宮城)で今季初勝利を挙げた。
直球の最速は138キロながらも、90キロ台の大きなカーブ、フォークを生かし、丁寧にコーナーへ投げ分けた。4回1死で藤田に先制4号ソロを浴びたものの、テンポの良い投球を披露。今季最長の7回を98球、2奪三振、3四死球、4安打1失点。4月29日のソフトバンク戦(札幌ドーム)から自身3連敗中だったが、今季5度目の先発で待望の初勝利を挙げた。
昨季は8勝2敗、防御率3.79。今季は先発ローテの一角と期待されたものの、結果を残せていなかった。降板後、中村は「ストライク先行でいけたのが良かったですね。フォークなど変化球もいいところに決まってくれたので、7回までいけたんだと思います。(藤田の)本塁打は不用意にいってしまったところがあるので反省して、これからはああいうことのないようにしたいと思います」と振り返った。
試合後のヒーローインタビューでは照れ臭そうに振り返った。
――初勝利。今の気持ちは?
「ありがとうございます。すごくうれしいですね」
――前回9日の楽天戦(札幌ドーム)では6回3安打1失点だった。気を付けたところは?
「やはり(足で)動けるチーム。先頭打者を切っていこうと思ってマウンドに上がりました」
――好投できた要因は?
「ストライク先行でいけたのが、この結果になったと思います」
――変化球も決まっていた。
「この投球を続けていけるようにしたいです」
――コボスタ宮城はラストゲーム。今後の意気込みは?
「応援ありがとうございました。またしっかり投げたいと思います。応援よろしくお願いします」
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count