柳田悠岐&山田哲人、13年ぶり偉業達成なるか 65年ぶり同時達成の可能性も
達成者は過去8人、13年ぶり達成の可能性が浮上する「トリプルスリー」
我々がプロ野球史に残る歴史的瞬間の目撃者になるかもしれない。史上8人しか達成していない大記録の「トリプルスリー」。3割30本塁打30盗塁という偉業が、今季、セ・パ両リーグで同時に成し遂げられる可能性が高まってきている。
パ・リーグは、首位を独走しているソフトバンクで不動の3番に入る柳田悠岐、セ・リーグは首位阪神を追っているヤクルトの3番山田哲人である。
1シーズンで2人の「トリプルスリー」が誕生すれば、65年ぶりのこと。1950年の松竹ロビンスの岩本義行(3割1分9厘、39本塁打、127打点、34盗塁)と毎日オリオンズの別当薫(3割3分5厘、43本塁打、105打点、34盗塁)である。
球界を代表する打者へと成長を遂げた2人が、歴史に名を刻むことが出来る可能性はいかほどだろうか。
103試合を終えた柳田はリーグトップの打率3割7分、リーグ5位の24本塁打、リーグ2位の23盗塁をマーク。この時点で打率3割7分を残しており、打率3割の達成は間違いない。残り40試合で6本塁打、7盗塁。決して簡単な数字ではないが、ここに来て調子が上がっており、達成は十分に可能だろう。