ストライク判定に米困惑「史上最悪だ」 野手登板で珍事「とても外れている」
野手登板で山なりのボール…打者は困惑
【MLB】カブス 18ー8 パイレーツ(日本時間27日・ピッツバーグ)
“山なりボール”のストライク判定が話題となっている。26日(日本時間27日)に行われたパイレーツ-カブス戦で、野手登板で投じられた外角のボールがストライクとコールされ、打者も思わず困惑。ファンも「審判は早く帰りたいようだ」「とても外れている」「オーマイゴッド」と驚いている。
パイレーツは、9回を迎えた時点で6-12とリードを許していた。さらに、8回から登板していたブレーディ・ファイグルが9回に5本の安打を浴びて15点目を許すと、「5番・一塁」で出場していたロウディ・テレス内野手がマウンドへあがった。
身長193センチ、体重122キロと大きな体のテレスは、24日(同25日)に続いて今季2度目となる野手登板となった。ボールは42マイル(約67キロ)~58マイル(約93キロ)と遅く、山なりのボールを投じた。
最初の打者となったパトリック・ウィズダム内野手に投じた初球は、外角高めへの42.2マイル(約68キロ)で、ストライクゾーンのチャートからは大きく外れていたもののストライク判定。打者は思わず球審を見つめていた。
9回まで150キロを超えるようなボールを裁いていたため、球審も感覚が狂ってしまったのかもしれないが、「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は、X(旧ツイッター)で「今年最悪のストライクコールだ」と投稿。「カブスは『今回は許してあげるよ』って感じだね」「キャッチャーも混乱してたよ笑」「球審はディナーを予約している」「審判は史上最悪だ」「野手が投げれば、そこはストライクになるのだ」「審判は早く帰りたいようだ」とコメントしていた。