ド軍に暗雲…エース復帰時期未定「切迫している」 長引く離脱、指揮官に滲む“焦り”

ドジャースのタイラー・グラスノー【写真:Getty Images】
ドジャースのタイラー・グラスノー【写真:Getty Images】

右肘腱炎のグラスノーは未だブルペンに入れず…今季中の復帰に指揮官「期待している」

 ドジャースのタイラー・グラスノー投手の離脱が長引いている。16日(日本時間17日)に右肘腱炎のため負傷者リスト(IL)に入り。29日(日本時間30日)に取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は「今後のプランは見ていない」とリハビリがうまくいっていないことを暗に示した。

 30歳のグラスノーは今季22試合に登板して9勝6敗、防御率3.49の成績を収めていた。17日(同18日)のカージナルス戦に先発予定だったが登板を回避。ILに入ったが、本人は同日、「今は調子的に問題ないよ。それが一番もどかしい」と軽症を強調していた。

 当初は最短での復帰が期待されていたが、未だブルペン入りすらしていない。指揮官によると30日(同31日)にキャッチボールを行う予定。「私たちの望みは、その後も状態がよくて、土曜日(9月1日)と日曜日(同2日)もキャッチボールをできることだ」とスローペースだ。

 レギュラーシーズンも終盤。プレーオフには長身右腕の存在は不可欠だろう。「今後のプランは見ていない。彼の感じ方次第で予定は変わってくる。数日ボールを投げていないから、切迫している状況ではある」と指揮官。今季中の復帰については「期待している。まだ、確かにしないといけない要素がたくさんある」と焦りが滲んでいた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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