最高勝率ド軍の“死角”「まだ十分ではない」 元専属レポーターが感じる物足りなさ

ドジャース・大谷翔平(左)とデーブ・ロバーツ監督【写真:Getty Images】
ドジャース・大谷翔平(左)とデーブ・ロバーツ監督【写真:Getty Images】

ドジャースは両リーグ最高勝率.597も…米メディアがPOへ解決したい課題を指摘

 大谷翔平、山本由伸両投手が所属するドジャースは29日(日本時間30日)、本拠地・オリオールズ戦で快勝し、80勝一番乗りした。両リーグ最高勝率.597でポストシーズンへ万全にも映るが、専門家は厳しい。米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」ではポストシーズンに向けて解決したい課題を指摘している。

 ドジャースの課題を指摘したのは、かつてドジャースで専属レポーターを務めていたアラナ・リゾさんだ。2年目の右腕ギャビン・ストーンはチームトップ11勝(5敗)、防御率3.33をマーク。タイガースからトレード加入したジャック・フラハティも移籍後に3勝(1敗)、防御率3.49。リゾさんは「5番目の先発として素晴らしい活躍をしてきた。フラハティも勢いを与えてくれた」と評価しつつも、物足りなさも感じている。2度目の右肘トミー・ジョン手術から復活を目指すウォーカー・ビューラーだ。

 2021年に16勝を挙げた剛腕も今季は11登板で1勝4敗、防御率5.88。「ビューラーはいまだに求められている活躍ができていない。ポストシーズンの3連戦に先発するかも分からない。ドジャースはまだ先発が十分でないように感じるの」と厳しい口調で言った。

 元ド軍レポーターの指摘に同調したのは、米メディア「ジ・アスレチック」の敏腕記者ケン・ローゼンタール氏だ。ポストシーズンで勝ち上がるには、山本由伸、タイラー・グラスノーの復帰が欠かせないと見ている。「ドジャースは自信を持っているのは分かっていますが、実際に(復帰を)見るまで私は待つことにします。ドジャースは彼らは復帰して、効果的な投球ができるように道筋を作っています」。

 30日(同31日)から地区優勝を争うダイヤモンドバックスと敵地4連戦。チーム714得点はメジャートップの攻撃力を誇る。「ドジャースの投手陣にとってはチャレンジとなります。興味深い週末になるでしょう」とローゼンタール氏。地区優勝だけでなく、ポストシーズンを占う4連戦になると見ている。

(Full-Count編集部)

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