育成10位の左腕が初登板初勝利 ロッテ・小島が12勝目…29日のパ・リーグ
鷹・前田純がプロ初先発で初勝利! ダウンズは来日初本塁打含む3安打2打点
ソフトバンクは29日、エスコンフィールドで行われた日本ハム戦に6-2で勝利。計15安打6得点を記録し、12勝12敗1分で今季の日本ハム戦を終えた。
初回、1番のジーター・ダウンズ内野手の来日初本塁打で先制。2回には正木智也外野手と谷川原健太捕手の連打、今宮健太内野手の犠打で1死二、三塁とし、柳町達外野手に2点適時打が生まれた。さらに6回、ダウンズが適時打を放ち、リードを4点に広げる。
序盤から援護を受けた先発の前田純投手は、初回に1死から松本剛外野手に安打を浴びたが、後続を2者連続三振に切る。その後の3イニングをいずれも3人で退けると、6回は10球で片付け、6回81球3安打無四死球5奪三振無失点で後続にマウンドを託した。
7回に2番手・大山凌投手が2点を失ったが、なおも2死二塁のピンチは和田毅投手が1球でしのいだ。9回に正木の適時打などで2点を加えると、9回は尾形崇斗投手が無失点に抑えた。
勝利したソフトバンクは、前田純がプロ初登板で初勝利を記録。2022年のドラフト育成10位でプロ入りした左腕は「しっかりとコースを狙って投げ込むことができたと思います。ボール先行になる場面もありましたが、粘り強く投げれたし、自分の持ち味を出すことができたと思います」と振り返った。また、ダウンズが来日初本塁打を含む3安打2打点の活躍を見せている。
17安打8得点のオリックスが3連勝 茶野篤政は2安打3打点の活躍
オリックスは楽天モバイルパークで楽天戦に8-1で勝利した。
オリックスの先発は宮城大弥投手。初回2死一、三塁のピンチを切り抜けると、以降は4回まで二塁を踏ませない。5回に無死二、三塁、6回に2死満塁のピンチを背負ったが、いずれも後続を打ち取り、無失点で切り抜ける。7回は3者凡退に抑え、7回115球7安打2四死球5奪三振無失点でマウンドを降りた。
打線は4回、先頭・西川龍馬外野手が二塁打で出塁し、続くレアンドロ・セデーニョ内野手の適時打で先制。なおも渡部遼人外野手の二塁打で無死二、三塁の好機を演出すると、1死から茶野篤政外野手の2点適時二塁打が生まれ、3点を奪った。
5回には太田椋内野手、森友哉捕手の連打で無死一、三塁とすると、紅林弘太郎内野手の犠飛で追加点を挙げる。さらにつながり1死満塁から、渡部、若月健矢捕手の連続適時打と茶野の犠飛でこの回5得点を挙げ、スコアは8対0となった。
8回は井口和朋投手が無失点、9回は椋木蓮投手が1失点しながらも抑えた。宮城投手が6勝目。打線も茶野が2安打3打点、セデーニョが3安打1打点など17安打8得点で快勝となった。
岡大海が先制スクイズ 投手戦を制したロッテが連勝
ロッテはベルーナドームで西武戦に2-0で勝利した。
先発した小島和哉投手は序盤3回をいずれも3者凡退に抑えると、4回、安打と四球で招いた1死一、二塁のピンチも併殺打で切り抜ける。6回、7回にも得点圏に走者を背負ったが、要所を締め、7回101球4安打4四球5奪三振無失点でマウンドを降りた。
打線は5回まで1安打と、相手先発・與座海人投手に苦戦。それでも6回、安田尚憲内野手の二塁打と進塁打で2死三塁の好機を得ると、岡大海外野手がセーフティスクイズを決め、均衡を破る。8回には友杉篤輝内野手、岡の連打で2死一、二塁とし、藤岡裕大内野手の適時二塁打で2点目を奪った。
8回を鈴木昭汰投手が無失点でつなぐと、9回は益田直也投手が3者凡退で締めた。小島が12勝目をマーク。打線では岡が先制スクイズを含む2安打の活躍を見せた。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)