韓国野手が走者を殴る…“危険タックル”で乱闘 地元メディアは一部擁護「人である以上…」
ベネズエラ選手のスライディングから乱闘に…韓国メディアも怒り
「第5回 WBSC U-23野球ワールドカップ」に出場した韓国代表は、9日のオープニングラウンド(グループB)のベネズエラ戦に4-8で敗れた。試合中には、ベネズエラ選手のスライディングを巡って乱闘になる場面も。韓国メディア「スポーツ朝鮮」も「明白な『殺人タックル』」と伝えた。
最終回の7回、2点リードのベネズエラは、無死一、二塁から三塁方向へバント。三塁手が前進し、ターンしながら三塁塁上に入った遊撃手のキム・ドヒュン(KIA)へ送球した。キム・ドヒュンは右足を伸ばしながら捕球も、メディナ・ヒダルゴ外野手のスライディングで足首が削られる形になって転倒となった。
キム・ドヒュンは怒りからヒダルゴの背中を拳で叩き、ヒダルゴも顔面へパンチ。両軍揉みあいの事態に発展した。結局プレーのリプレー検証も含めて約10分間試合が中断。三塁を狙った走者はアウトとなり、1死一、二塁で再開となった。「スポーツ朝鮮」によると、キム・ドヒュンは1試合の出場停止、走者のヒダルゴは4試合の出場停止処分を受けたという。
「スポーツ朝鮮」は「危険なスライディング」「故意的な“殺人タックル”」とヒダルゴを非難。「大きな怪我が出ていないのが幸運であるほどだった。まず拳が出たのは明らかに間違ったことだが、人である以上とても我慢できない状況だった」と、キム・ドヒュンの心情を慮った。韓国代表の指揮官も「キム・ドゥヒョンの足首が折れるところだった」と激怒しているという。
(Full-Count編集部)