投手に吐き捨てた「ふざけんな!」 明らかな死球で乱闘…試合後も激怒「わざとぶつけた」

死球に怒りを露わにしたフィリーズのニック・カステヤノス(右)【写真:Getty Images】
死球に怒りを露わにしたフィリーズのニック・カステヤノス(右)【写真:Getty Images】

ハーパー「MLBとして、これは受け入れるべきではないよ」

【MLB】フィリーズ 9ー4 レイズ(日本時間11日・フィラデルフィア)

 フィラデルフィアで10日(日本時間11日)に行われたフィリーズ-レイズの一戦で乱闘が起こった。ニック・カステヤノス外野手が腰付近に死球を受けたことを発端に、両軍が入り乱れる事態に。試合後、カステヤノスは「『ふざけんな!』と言ってやったよ」と怒りが収まらない様子で振り返った。

 9-4でフィリーズが5点リードの8回2死二塁。エドウィン・ウセタ投手の投じた初球の96.2マイル(約154.8キロ)のシンカーは、カステヤノスの腰付近にあたった。カステヤノスは激高。二塁走者だったブライス・ハーパー外野手も右腕に向かっていき、両軍ナインが飛び出す事態となった。

 地元放送局「NBCスポーツ・フィラデルフィア」は試合後にカステヤノスのコメントを伝えた。「腰付近だったけど、もし頭部付近だったら、もっと感情的な引き金になっていただろうね。彼は打たれて防御率が急上昇したからムカついていたんだと、僕らはみんな感じていたと思う」。試合前の時点で24試合で防御率0.75だったウセタだが、この試合では8回途中から登板してカステヤノスを迎えるまでに打者5人と対戦し1本塁打を含む4安打を浴びていた。

 二塁から怒りを露わにしたハーパーは「彼(ウセタ)はわざとぶつけたと思う。僕らがやるべきなのは、こういう試合じゃない。そうあるべきではない。本塁打を打たれたり、リードを守れなかったり、四球を出して降板しただけで怒る。MLBとして、これは受け入れるべきではないよ」と振り返っていた。

(Full-Count編集部)

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