日ハム加藤貴之が完投で初の2桁勝利…佐々木朗希が9勝目　22日のパ・リーグ

ソフトバンクは好救援の岩井俊介がプロ初勝利

　ソフトバンクは22日、みずほPayPayドームでの楽天戦に11-5で勝利し、優勝マジックを「1」とした。

　試合は初回、選手会長の周東佑京内野手が先頭で二塁打を放ちチャンスメーク。その後、栗原陵矢内野手の内野ゴロで幸先よく先制した。2回には3年目の川村友斗外野手がプロ初本塁打となる2ランを放つなど、一挙5得点で楽天を圧倒した。

　先発・大津亮介投手は3回に満塁のピンチを招いて1点を失うと、5回には鈴木大地内野手の2点適時二塁打を浴びたところで降板。4.2回8安打2四球6奪三振3失点の内容だった。なおも2死二塁の場面は岩井俊介投手が空振り三振で切り抜けた。

　8回にも押し出し四球で追加点を挙げ、迎えた9回は津森宥紀投手が2点を失いながらも締め、11-5で試合終了。17安打11得点の打線では甲斐拓也捕手が3安打3打点、川村がプロ初本塁打含む2安打3打点を記録している。なお、好リリーフを見せた岩井がプロ初勝利をあげた。

加藤貴之が9回2失点で自身初2桁勝利到達…日本ハムが投手戦を制す

　日本ハムは京セラドーム大阪でオリックスに3-2で勝利した。

　先発・加藤貴之投手は2回、2死一塁から紅林弘太郎内野手の適時二塁打で先制される。しかし直後の3回、先頭・上川畑大悟内野手が安打で出塁すると、1死から水野達稀内野手に6号2ランが飛び出し、逆転に成功した。

　加藤貴は3回から4イニング連続で3者凡退に抑えるが、7回2死二塁から西川龍馬外野手の適時打で同点とされる。それでも打線は9回、万波中正外野手の二塁打、郡司裕也捕手の内野安打と犠打で1死二、三塁の好機をつくると、代打・松本剛外野手の内野ゴロの間に、代走・五十幡亮汰外野手が生還し、勝ち越しに成功した。

　加藤貴は9回のマウンドにも上がると、3者凡退に抑えて試合終了。9回125球5安打無四死球6奪三振2失点と完投し、自身初の2桁勝利に到達した。

佐々木朗希が7回10奪三振2失点で9勝目

　ロッテはZOZOマリンスタジアムで西武に7-2で勝利。佐々木朗希投手が7回10奪三振2失点で9勝目をあげた。

　佐々木は初回、四球と盗塁で2死二塁とされると、佐藤龍世内野手の適時打で先制を許す。なおも2死二、三塁から、捕逸の間に1点を失い、初回から2点を追う展開となった。

　しかしその裏、無死一、三塁の好機をつくると、敵失策の間に走者が生還し、すぐさま同点に。続く2回は、1死満塁から藤岡裕大内野手の犠飛で勝ち越すと、続くグレゴリー・ポランコ外野手に適時二塁打が生まれる。さらに3回、茶谷健太内野手が適時打を放つと、4回には佐藤都志也捕手に2点適時打が飛び出し、スコアを7-2とした。

　佐々木は2回以降、6回まで相手打線を2安打に抑える好投を披露。7回も2三振を含む3者凡退に抑え、7回107球4安打1四球10奪三振2失点（自責点1）でマウンドを降りた。8回は横山陸人投手が無失点でつなぐと、9回は国吉佑樹投手が締めた。

（「パ・リーグ インサイト」編集部）

（記事提供：パ・リーグ インサイト）