大谷翔平、リハビリは「楽しいことばかりではない」 快挙の裏にあった“苦悩”…一問一答

試合後、取材に対応したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
試合後、取材に対応したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

マイアミは「すごく好きな球場の1つになったんじゃないかなと思います」

【MLB】ドジャース 20ー4 マーリンズ(日本時間20日・マイアミ)

 ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・指名打者」で出場し、自身初の3打席連発を放つなど6打数6安打10打点、2盗塁を決めて「51-51」に到達した。チームは20-4で勝利し、メジャー7年目にして自身初、チームは12年連続のプレーオフ進出を決めた。試合後の一問一答は以下の通り。

――200年の野球の歴史で大記録
「うれしさと安堵と同時に、記録を作ってきた先輩方へのリスペクト。そういう気持ちがあります」

――ホームランを打った瞬間
「打席前にボールを変えてもらったりとか、時間を取ってもらったりしていたので、早く決めたいなともちろん思っていましたし。1打席でしっかり決められたのはよかったかなと思います」

――WBC優勝を果たした球場で記録を達成
「一生忘れないと思います。去年もそうでしたけど。色々プレーしてきた球場の中で、すごく好きな球場の1つになったんじゃないかなと思います」

――どの時点で記録達成の手応えがあったのか
「ホームランは狙ったら出ないものだと思うので。自分のいい打席を積み重ねていくのが1番近道じゃないかなと思っている。勝ちにつながるいい打席を1打席でも積み重ねたいなと思っていた。そういう意味ではホームラン以外の打席もよかったかなと思います」

――結果的に今日が1番の成績だった。盗塁を決めて安心できた
「盗塁もいけたら積極的にいくという感じなので。そういう意味ではいい盗塁だったのかなと思いますし、これ以上の試合がポストシーズン、それ以降で出てくれば、チームとしても大きいと思うので、そこを目指して」

――プレーオフ進出
「チームは変わりましたけど、アメリカに来てからずっと夢見ていた舞台ではあるので。そういう意味では自分としてはすごく大きいですし、今度はそこに向けて1から頑張りたいと思います」

「比較対象が多い中での新しい記録は自分にとっても違いはある」

――キャッチの方とは?
「試合中だったので、特には。行くとは思いましたけど、ベンチ(の方)を向いていたので(スタンドの)どこに行ったかわからなかったという感じですね」

――いろんな記録を作ってきた。歴史を塗り替えた。
「今までの記録はやっている人の少ない中での記録が多かった。そういう意味では比較対象が多い中での新しい記録は自分にとっても違いはあるかなと思います」

――スタンディングオーベーション。
「うれしかったのと、本当に。野手が投げていましたけど、自分の打席を崩さずにしっかりと自分の打席を最後まで送りたいなと思っていました」

――ドジャース1年目。現時点で振り返って。
「プレッシャーみたいなものよりも、新しいチームにきて、たくさん声援ももらいましたし、それはプレッシャーよりも励みに繋がっているかなと今まで思いますね」

――シャンパンも
「みんなでやりました。よかったですね、初めてポストシーズンに出られる試合を経験して、決まって、また首位でいけるかどうかまた挑戦ですけど。そこに向けていい励みになったんじゃないかなと思います」

――昨日のことは忘れて修正。
「構えも含めて、自分が心地いいところを探しながら。ケージでも。試合中もそうですけど。ピッチャーが変われば、また違いますし。チャンスが多かったですけど、チャンスを作ってくれたチームメートもそうですし、それに応えてかえせたのはよかったと思います」

「リハビリの過程では楽しいことばかりではない。後退するところも、もちろんある」

――勝利につながる記録。
「そこまでゲーム差も開いていないですし、もちろん残りの試合も少ない中で、1勝が大きいと思うので、本当に1勝でも多く。今日の試合前はもちろん今日勝って、プレーオフをまず決める。それを達成できてよかったんじゃないかなと思います」

――同僚から掛けられた声は。
「チームが勝てた状況もあって、みんなすごい喜んでくれたので思い出になる1日だったのかなと思います」

――信じられない3発&6安打。
「終わって6打数6安打でよかったなという感じになるので。本当に、打席に行く時は前の打席のことは忘れて、その打席にしっかり集中できていたのが結果的に今振り返ってよかったんじゃないかなと思います」

――去年の今日に手術。
「リハビリと試合は全く分けるようにしている。リハビリの過程では楽しいことばかりではないですし。進むところもあれば、後退するところも、もちろんある。なるべく、試合に引きづらないように気持ちをまず切り替えて。バッターで出る時はそこに集中するようにを心掛けています」

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY