大谷翔平、2戦連発52号で「52-51」 豪快弾に本拠地熱狂…初回のスタオベに“御礼”

51号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
51号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

ロッキーズ戦に「1番・DH」で出場

【MLB】ドジャース ー ロッキーズ(日本時間21日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場すると5回に2戦連発となる52号2ランを放った。これで「52本塁打&51盗塁(52-51)」とした。マイアミでの「51-51」達成翌日、本拠地に戻っての“御礼弾”にドジャースタジアムは熱狂に包まれた。

 偉業達成のレジェンドを本拠地が大歓声で迎えると、大谷は1点を負う5回2死二塁の第3打席だった。フルカウントから高めのボール気味の球を振り切ると、打球は中堅フェンスを越えた。打球速度110.1マイル(約177.2キロ)、飛距離423フィート(約128.9メートル)、角度27度だった。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手に1本差に迫り、シーズン換算で54発ペースとした。

 前日19日(20日)の敵地でのマーリンズ戦では3打席連続本塁打を含む6打数6安打10打点、2盗塁と大暴れ。シーズン51発、1試合10打点など球団新記録を樹立。前人未到の「51本塁打&51盗塁(51-51)」に伸ばしていた。

 初回は空振り三振に倒れたが、打席に向かう際には大型ビジョンに特別演出の映像が流された。本塁打と盗塁のこれまでのシーンを振り返る内容で、観客は総立ちで大歓声。そして大谷は名前がコールされると1度打席を外し、ヘルメットをとって歓声に応えた。スタンドからは「MVP! MVP!」のコールが発生していた。
 
 3回2死で迎えた第2打席は中前打を放って出塁。今季378塁打とし、1954年のデューク・スナイダーに並んで球団2位としていた。

 試合前の時点で打率.294、51本塁打、120打点、OPS1.005と圧倒的な成績を残している。本塁打と打点はリーグ2冠を独走。シーズン120打点は松井秀喜の2005年の116打点を抜き、一気に日本選手最多となっている。

 盗塁でもイチロー氏が2001年に記録した日本人最多56盗塁に残り5と迫っている。この日の試合を含め、シーズン残り9試合。大谷がどこまで数字を伸ばすのか注目される。

【実際の映像】顔付近のボールまで豪快HR 大谷翔平、体勢崩れるも衝撃の52号

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