鷹がサヨナラでマジック2 ロッテ左腕がキャリアハイ11勝…21日のパ・リーグ

サヨナラ打を放った柳町達(左)を迎えるソフトバンクナイン【写真:小池義弘】
サヨナラ打を放った柳町達(左)を迎えるソフトバンクナイン【写真:小池義弘】

代打・柳町達が逆転サヨナラタイムリー! 鷹の優勝マジックは「2」に

 ソフトバンクは21日、みずほPayPayドームで楽天相手に3-2でサヨナラ勝利。日本ハムがオリックスに敗れたため、優勝マジックは「2」となった。

 先発のリバン・モイネロ投手は2回、2四球と安打で2死満塁のピンチを招くと、村林一輝内野手の適時打で先制を許す。5回には、村林に6号ソロを被弾したが、6回はわずか4球で抑え、6回110球5安打5四球7奪三振2失点で降板した。

 打線は6回まで3安打と相手先発・瀧中瞭太投手に苦戦。それでも2点ビハインドの7回、山川穂高内野手の通算250本塁打となる32号ソロで1点を返す。救援陣は岩井俊介投手、杉山一樹投手、尾形崇斗投手がそれぞれ1イニングを無失点でつないだ。

 すると、1点ビハインドの9回、先頭・今宮健太内野手の安打と山川の申告敬遠で1死一、二塁の好機を得る。続く中村晃外野手が三振に倒れるも、2死から代打・柳町達外野手が逆転のサヨナラ2点適時三塁打を放ち、3-2で試合終了。最終回の好機をものにした。

小島和哉が7回1失点でキャリアハイの11勝目

 ロッテはZOZOマリンスタジアムで行われた西武戦に7-1で快勝し、連敗を「4」で止めた。

 初回、敵失と藤岡裕大内野手の安打で無死一、三塁とし、角中勝也外野手の適時三塁打で2点を先制。2回には佐藤都志也捕手の4号ソロで3点目を挙げ、さらに安田尚憲内野手、岡大海外野手の安打などで2死満塁のチャンスをつくると、ネフタリ・ソトの2点適時打でリードを5点に広げる。3回にも2四球と佐藤都の安打で無死満塁とし、小川龍成内野手の押し出し四球と捕逸で2点を追加した。

 先発の小島和哉投手は、初回に2死満塁、2回に1死一、二塁のピンチを招くも、ここを無失点で切り抜ける。3回2死から野村大樹に4号ソロを浴びるも、以降は二塁を踏ませない投球を披露。7回112球6安打2四死球7奪三振1失点の好投でマウンドを降りた。

 以降は8回を澤村拓一投手、9回を小野郁投手が無失点に抑え、7対1で試合終了。序盤のリードを守り切り、ロッテが快勝した。小島は11勝を挙げ、キャリアハイを更新した。

オリックスは渡部遼人がプロ初サヨナラ打!

 オリックスは京セラドームで日本ハムを2-1とサヨナラで破った。

 先発・山下舜平大投手は、2回に無死満塁のピンチを背負いながらも、序盤3イニングで9三振を奪う投球を披露。5回、2安打で1死一、三塁とされ、田宮裕涼捕手のスクイズで先制されたが、6回は2者連続三振を含む3者凡退に抑え、6回106球4安打2四死球12奪三振1失点でマウンドを降りる。7回以降は、山田修義投手、古田島成龍投手、椋木蓮投手がそれぞれ1イニングを無失点でつないだ。

 打線は8回まで4安打と、相手先発・北山亘基投手を攻略できず。それでも1点を追う9回、西野真弘内野手、森友哉捕手の安打で1死一、三塁とすると、杉本裕太郎外野手の適時打で同点に追い付く。続く西川龍馬外野手が四球を選び、1死満塁の好機を演出すると、渡部遼人外野手がサヨナラの適時打を放った。

 連敗を止めたオリックスは、4番手・椋木が2022年シーズン以来の白星をマーク。打線では、この日1軍復帰の森が最終回に好機を拡大する一打を放っている。

(Full-Count編集部)

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