鷹が11得点大勝で「M1」 大阪移動で日ハムの結果待ち…V決定でも異例の“胴上げなし”
大津は勝利投手目前で降板…チームは試合後に大阪に移動
■ソフトバンク 11ー5 楽天(22日・みずほPayPayドーム)
ソフトバンクは22日、みずほPayPayドームでの楽天戦に11-5で勝利し、優勝マジックを「1」とした。日本ハムが午後6時開始のオリックス戦(京セラドーム)で引き分け以下に終われば、4年ぶりのリーグ優勝が決定する。
試合は初回、選手会長の周東佑京内野手が先頭で二塁打を放ちチャンスメーク。その後、栗原陵矢内野手の内野ゴロで幸先よく先制した。2回には3年目の川村友斗外野手がプロ初本塁打となる2ランを放つなど、一挙5得点で楽天を圧倒。中盤以降にも着実に加点。球場は試合開始直後からお祭り騒ぎが続いた。
投げては大津亮介投手が4回まで1失点の投球を見せたが、5回に2失点。なおも2死二塁で、3点リードの場面だったが、小久保裕紀監督は交代を告げ、勝利投手とはならなかった。以降は4投手が8回まで無失点でつなぎ、最終回は津森宥紀投手が2失点したものの、試合を締めた。5回に登板して1死を奪った岩井俊介投手はプロ初勝利となった。
ソフトバンクのナインや首脳陣は23日のオリックス戦に備え、楽天戦後に大阪へ移動する予定。日本ハムの結果次第で優勝が決まった場合でも、22日の胴上げはなしという「異例のV」となる。優勝会見やビールかけは同日夜に大阪の宿舎で行われる予定だ。
今季から小久保監督が就任したソフトバンクは開幕から順調に白星を重ね、ここまで134試合を消化して84勝47敗3分けの貯金37と圧倒的な強さを示してきた。リーグ優勝すれば、ダイエー、南海時代も含めて20度目となる。
(Full-Count編集部)