大谷の愛弟子が急成長 “師匠超え”の「6×2」…伝説打者に並んだ偉業「まさに未来だ」

アストロズ戦に出場したエンゼルスのザック・ネト【写真:Getty Images】
アストロズ戦に出場したエンゼルスのザック・ネト【写真:Getty Images】

エ軍ネトが今季2度目の1試合6打点…エ軍では4人目の快挙

【MLB】エンゼルス 9ー8 アストロズ(日本時間23日・ヒューストン)

 ドジャース・大谷翔平投手が本拠地・ロッキーズ戦でメジャー記録を「53本塁打&55盗塁(53-55)」に伸ばした22日(日本時間23日)、昨年まで在籍していたエンゼルスでは後輩が躍動していた。ザック・ネト内野手は敵地・アストロズ戦で2本塁打を含む3安打、6打点をマーク。1試合6打点は今季2度目で、歴史的快挙になるという。

「2番・遊撃」で先発したネトは第3打席から22号2ラン、23号ソロ、満塁の走者一掃となる二塁打。6打点と打ちまくり、勝利に貢献した。メジャー2年目の23歳は今季、152試合出場で打率.248(532打数132安打)、23本塁打、77打点をマーク。借金30で地区最下位に沈むチームの中で、希望の光の1人だ。

 歴史的快挙も達成した。8月7日(同8日)のヤンキースとのダブルヘッダー第2試合で6打点をマークしており、今回が今季2度目の6打点だった。エンゼルスの球団発表によると、1試合で6打点以上を記録したエンゼルスの遊撃手はネトが3人目。最多はフレディ・パテックが1980年に記録した7打点。ネトの6打点は、1964年のジム・フレゴシに並んで2位タイとなる。

 また、球団広報はX(旧ツイッター)で、1シーズンに6打点以上の試合を複数回記録した4人目の選手だと伝えた。過去の達成者はモー・ボーン(1999年)、ケンドリス・モラレス(2009年)、マイク・トラウト(2019年)。MVP3度の大スター、トラウトの次に名前を記した。また、1シーズンで6打点以上の試合を複数回記録したア・リーグの遊撃手としては2人目。通算696本塁打のアレックス・ロドリゲス(2000、2001年)に続く記録となった。

 ネトは昨年、大谷からよくアドバイスを受けた。昨年9月18日(同19日)のタイガース戦で身振り手振りで打撃フォームの助言を受けると、翌日のレイズ戦で本塁打。「僕の映像を見て、感想とどうするべきか教えてくれた」と感謝の思いを明かしていた。

 23歳の躍動に、「彼はまさに未来だ」「エリートの仲間入り」「素晴らしい」「ネト君の記録がすごいスピードで 増えてゆく」「すごいぞネト」「ネト記録作りまくっててすごい」「ネトくん君は将来うちで殿堂入りすべき選手だ」とSNSにはコメントが寄せられている。大谷の系譜を継ぐ23歳。今後どんな選手に成長していくだろうか。

(Full-Count編集部)

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