大谷翔平のライバルが「MVPのはずだった」 痛すぎる離脱…3戦連発の躍動も“手遅れ”か

35号を放ったDバックスのケテル・マルテ【写真:Getty Images】
35号を放ったDバックスのケテル・マルテ【写真:Getty Images】

Dバックスのマルテが3戦連発も「WAR」で大谷と大差…痛すぎる約20日間の離脱

【MLB】ブルワーズ 10ー9 Dバックス(日本時間23日・ミルウォーキー)

 ダイヤモンドバックスのケテル・マルテ内野手が22日(日本時間23日)の敵地・ブルワーズ戦で3試合連続の35号を放った。8月上旬まではドジャース・大谷翔平投手とMVPを争う存在だったが、故障で離脱。打撃や走塁、守備、投球を総合的に評価して貢献度を表すセイバーメトリクスの指標「WAR」でも一気に引き離された。ファンは「怪我さえしなければ、MVPのはずだった」「真のMVP」と声をあげている。

 マルテはこの試合に「2番・二塁」で出場。第1打席で35号ソロを放った。20日(同21日)の同戦から3試合連続のアーチ。今季成績を130試合で打率.295(484打数143安打)、35本塁打、93打点、OPS.940としている。8月上旬までは大谷らとともにMVPの有力候補の1人とされていた。ところが、8月10日(同11日)の本拠地・フィリーズ戦で左足を痛め、同19日(同20日)に負傷者リスト入りした。この時点での、米データサイト「ベースボール・リファレンス」による勝利貢献度「WAR」は6.2でリーグ1位。大谷は6.1で2位だった。

 復帰したのは今月6日(同7日)。月間成績は打率.271(48打数13安打)、5本塁打、OPS1.032としているが、今月大爆発の大谷が一気に引き離す形になった。大谷野月間成績は打率.354(82打数29安打)、9本塁打、25打点、OPS1.180。同サイトの「WAR」では現在、大谷が8.4で1位、マルテは6.7で3位。大きな差がついてしまった。ここにきて3試合連続本塁打をマークしたが、時すでに遅しの感がある。

 MLB公式X(旧ツイッター)がホームラン動画を投稿すると、ファンは続々反応。怪我をしていなかったら、どれだけの数字を残せたか想像してくれ」「怪我をしなければ、MVPは簡単に獲れた」「彼こそMVP」「ナ・リーグの真のMVP」「明らかにMVP候補だ」「ケテル・マルテ、あなたを誇りに思っている」とコメントを寄せている。

(Full-Count編集部)

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