小久保監督が激白「しんどく感じた」 9月に重圧…CS警戒も「今日は楽しんでください!」
ソフトバンクが4年ぶりのパ・リーグ制覇
■ソフトバンク 9ー4 オリックス(23日・京セラドーム)
ソフトバンクは23日、4年ぶりのパ・リーグ優勝を果たした。試合後のインタビューに応じた小久保裕紀監督は「この日のために懸命にやってきた。選手たちに胴上げしてもらえて本当に良かったです」と喜びを噛み締めた。
マジック1で迎えた一戦。同時刻にベルーナドームで西武-日本ハム戦が行われており、、9回2死まで来たところで日本ハムが敗戦。先に優勝が決まっていた。それでも「やっぱり勝って決めたいという思いがあったので。それが実現できてよかったですし。何より京セラドームで3月29日に開幕し、昨年までのオリックスに対してどれだけ我々が戦えるかというスタートを切った中で、3連覇したオリックスがいたからこそ、我々もそこに向かってやれるシーズンだったんじゃないかと思います」と、強敵への敬意を示した。
開幕から白星を積み上げ、危なげないシーズンだったとも言える。小久保監督も「幸いにもゲーム差があった中でのペナントレースだったんですが」と認めつつ「常に最悪、最低を想定しながらマネジメントをするんですけども、非常にこの(ゲーム差)開いてるだけにね。チャレンジャーというスタートをした中で、少しこう逃げ切るとか守りに入るところもあった」と“課題”も感じ、「9月に入ってからの戦いが非常に長くしんどく感じました」と吐露した。
インタビューの最後にはファンへ「今日は優勝の余韻に浸っていただいて、我々も余韻に浸ります」と呼びかけた。しかし、この後に待つクライマックスシリーズ(CS)を“警戒”し「CSもあるので、明日以降はCSに向けての戦術に切り替えていきたいと思います」と続けた。
しかし最後はファンに向けて、「今日は楽しんでください!」と呼びかけ、白い歯をのぞかせた。
(Full-Count編集部)