米3度目完封勝利の田中将大、光った制球に「今日こういう投球ができた要因」
9回を投げきり105球の熱投
ヤンキース田中将大が24日(日本時間25日)、敵地レイズ戦で自身3度目となる完封勝利を飾った。9回105球を投げて、3安打9奪三振1四球で無失点。試合後に試合を中継する「YESネットワーク」のインタビューに応じると「今日は久しぶりに制球がよかったと思う」と笑顔を見せた。
今季は前半戦で7勝2敗という成績ながら、7回を投げきったことがなかった。だが、この日は立ち上がりから初球ストライクでレイズ打線を責め続け、付け入る隙を与えず。5回に先頭クロンに中前打、続く崔に四球で無死一、二塁としたが、ロバートソンを空振り三振、スミスを一ゴロ併殺に打ち取って無失点。「途中ランナーが出た時に、トラブルになりかけたところがありましたけど、あそこがやっぱり乗り切れたのが大きかったと思います」と振り返った。
何よりも冴えたのが制球だ。わずか1四球で今季最多タイ9奪三振を記録。攻める投球でバットに空を斬らせた。田中自身「今日は久しぶりに制球がよかったと思うので、そこが今日こういう投球ができた要因だと思います」と満足げな表情を浮かべた。
マウンド上では淡々とした表情を貫くことが多いが、この日は感情が表れる場面が多かったことについて質問されると、「まだまだこんなもんじゃないと思います」と笑った右腕。ペナントレースが激化する後半戦に見せた快投は、チームにとって何よりもの朗報になったに違いない。
(Full-Count編集部)