大谷翔平、59盗塁で「54-59」 60盗塁に王手…178キロ爆速打→重盗に成功で笑顔
前日の同カードで58盗塁…5回に二盗成功するも後にボークに訂正された
【MLB】ロッキーズ ー ドジャース(日本時間30日・デンバー)
ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)の敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で出場し、8回の第4打席で右前打を放った。直後には重盗に成功し、今季59盗塁とした。更新し続けるメジャー記録は「54本塁打&59盗塁(54-59)」。36回連続で成功となった。
最終戦まで首位打者の可能性を残して迎えた一戦。注目の第1打席はニゴロに倒れた。第2打席は中前に抜けそうな当たりだったが、シフトに阻まれて遊ゴロに。第3打席もニゴロで打率.309へと下降した。しかし1-1で迎えた8回1死一塁の第4打席、右腕ボドニックの99.3マイル直球(約159.8キロ)を捉え、右前に運んだ。
直後にロッキーズはハルボーセンをマウンドに送ったが、二走のバーンズと大谷が重盗を仕掛けて見事に先の塁を奪った。大谷は今季59盗塁目に成功。直後にはボークで三進した。
ホームランだけではなく盗塁もすさまじい勢いで数字を積み重ねている。7月から12→15→16盗塁。しかも7月23日(同24日)の本拠地・ジャイアンツ戦から36回連続で成功となった。アウトになったのは4度だけで、成功率は93.7%にのぼる。
一方で注目の首位打者争いは絶望的な状況になった。パドレスのルイス・アラエス内野手は同時刻で開催されていた敵地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・一塁」で先発出場。2打席は凡退していたが、3打席目に右中間へ二塁打を放ち、今季200安打とした。その後3打数1安打の打率.314で途中交代。3年連続の首位打者をほぼ手中に収めている。