大谷翔平ではなくジャッジが“No.1” 史上初でもお構いなし…米記者が即答したワケ

ドジャース・大谷翔平(左)とヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:荒川祐史、Getty Images】
ドジャース・大谷翔平(左)とヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:荒川祐史、Getty Images】

リーグ関係なしの“年間最優秀選手”論争で米記者「大谷ファンに言わせてもらいますよ」

 ドジャース・大谷翔平投手の“No.1の称号”に待ったの声がかけられている。米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」のヤンキース専門アカウント「ピンストライプ・テリトリー」では司会のスコット・ブラウン氏が「野球界全体の年間最優秀選手について、1人選ぶとすると、勝者は誰になりますか?」と議論を交わしている。

 ブラウン氏の問いかけに迷うことなく反応したのが、米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」の編集長を務めるJJ・クーパー氏だ。「勝者はアーロン・ジャッジです。ショウヘイ・オオタニのファンに私は言わせてもらいます。私もわかってますよ、彼は驚異的なシーズンを送りました。正真正銘、卓越した1年でした。称賛に値するものです。そうは言っても、これについては(結論を下すのは)より簡単です」と切り出している。

 続けて「もしオオタニが投手もしていたら、これはおそらく非常に難しい選択だったであろうと、私は感じます。しかしながら、彼はDHとして過ごした1年ですから、これらの貢献度は全て攻撃面からきているわけです。その1年の間、ジャッジは守備もしていました。そのため、ジャッジよりも攻撃面で優れていなければなりません」と“主張”を述べている。

 さらに「ジャッジは攻撃面で上回っていました。オオタニは盗塁では上回っていますが、ジャッジの成績を見ると、打率、出塁率、長打率、そして本塁打で上を行っています。本塁打は彼ら両方にとって重要な部分とも言えるでしょう。またしてもジャッジは攻撃面において、我々が見たMLB史上でも屈指のシーズンを送りました。ジャッジは我々がMLB史上で見た中でも屈指の生産性のある打者としての期間を、今ちょうど迎えているんです」とも強調した。

 大谷はドジャース移籍1年目の今季、159試合に出場して打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPSは1.036を記録している。ジャッジは今季158試合に出場して打率.322、58本塁打、144打点、10盗塁でOPSは1.159をマーク。両者ともにリーグのMVP最有力候補とされているものの、メジャー全土の“No.1”はどちらなのか。メディア、そして野球ファンの間で止むことはない。

(Full-Count編集部)

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