首位打者なのに1.1…大谷翔平と“8倍差”の衝撃数値 アラエスに日米唖然「逆に凄い」
アラエスは安打&打率トップも…
【MLB】Dバックス 11ー2 パドレス(日本時間30日・フェニックス)
パドレスのルイス・アラエス内野手は29日(日本時間30日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・一塁」で先発出場し、3打数1安打で打率.314とした。ドジャース・大谷翔平投手との争いを制し、3年連続の首位打者をほぼ手中に収めている。しかし、快挙の一方でアラエスの“意外な数字”に日米ファンは注目している。
前日の同戦は欠場したものの、最終戦でスタメンに復帰。第1打席は三振、第2打席は中飛で打率は.3129へ下降していたが、第3打席で右中間を破る二塁打を放った。この1本でシーズン200安打に到達し、ベンチへと退いた。一方、大谷は同時刻で開催されていた敵地・ロッキーズ戦に出場するも、4打数1安打で打率.310。アラエスの首位打者は確定的となった。
大谷はドジャース1年目から史上6人目の「40本塁打&40盗塁(40-40)」をクリア。前人未到の「50-50」を達成し、打撃3冠王の可能性もあったが、稀代の安打製造機の前に阻まれる結果になった。それでも、MVP投票で重要視される勝利貢献WARはリーグ独走の9.2。自身3度目、フルタイムの指名打者では史上初のMVPを獲得する可能性も高い。
歴史的シーズンを送った大谷を“退けた”アラエスだが、WARはわずか1.1にとどまり、野手ではリーグ109位。打率と安打数でリーグトップの一方で、本塁打は4本、OPSも.739とやや物足りない数字が並ぶ。また、守備・走塁での貢献度もマイナスなことが低評価につながっているようだ。
首位打者の意外な数字に日米ファンも驚きを隠しきれない様子。「アラエスのWARが1.0って信じられない」「あの打率でWAR1は逆に凄い」「どうしたらWARを稼げるようになるのか」「打率1位の選手のWARが1前後とはどういうことなのか混乱する」「首位打者になった。そしてWAR1.0以下(笑)」と辛辣な声もあった他、「WARとか低くてもアラエスは評価されるべき選手」「アラエスはWARで評価できない選手」と擁護する意見もあった。
(Full-Count編集部)