阪神の9月ベストプレー3候補を掛布雅之氏が厳選 森下の打撃変化に「打ち損じが減る」

阪神・中野拓夢、森下翔太、前川右京(左から)【写真:矢口亨、小林靖】
阪神・中野拓夢、森下翔太、前川右京(左から)【写真:矢口亨、小林靖】

ABCテレビ公式YouTube「虎バンチャンネル」で選ぶ「DIDアワード」3候補

 阪神ファンにおなじみABCテレビ公式YouTube「虎バンチャンネル」では、毎月「DID 大同工業 presents 阪神タイガース DIDアワード」を選定し、表彰を行っている。シーズン最終盤となり、白熱した順位争いが展開された9月度ノミネートプレーが3つ、1日の配信回で発表された。

 DIDアワードとは、その月のホームゲームで最もファンを沸かせたプレーを、DIDブランドアンバサダーを務める“ミスター・タイガース”こと掛布雅之氏と、ファンの投票により選ぶ賞。9月度の受賞候補としてノミネートされたのは、チームを5連勝に導いた3人の打席だ。

○9月13日の広島戦 森下翔太外野手の4試合連続ホームラン

 6−3で迎えた7回2死走者で打席に立った森下は、広島の3番手・大道が投げた148キロのストレートを振り抜くと、打球は大きな弧を描きながら左翼スタンドへ。森下はこれで4試合連続ホームランとし、阪神では8年ぶりとなる記録が生まれた。勝利を決定づける16号ソロは、田淵幸一、掛布雅之、新庄剛志、金本知憲ら虎の歴史を彩ってきたスターたちに並ぶ一発にもなった。掛布氏は「力の抜けた、体の前を(バット)ヘッドが走るようなスイングの感覚を覚えてきた」と解説。「もっとホームランが増えるし、打ち損じが減る」と期待を寄せた。

○9月14日の広島戦 中野拓夢内野手のサヨナラヒット

 感動の18年ぶりリーグ優勝から丸一年を迎えたこの日。3点を先制された阪神は、7回に原口のタイムリーなどで同点とする。そして迎えた9回、2死二、三塁の絶好機で代打として登場したのが中野だった。広島の4番手・黒原が投じた144キロのストレートを捉え、教科書通りのセンター返し。打球は中前へ抜けるサヨナラ打となり、チームを勢いづけた。今季の中野について「グリップが高い位置から下がりすぎてしまう」ことが気になっていたという掛布氏だが、この安打では「グリップが下がらずにボールを上から押さえ込むことができた」と言い、この感覚を忘れずにクライマックスシリーズでも活躍することを願った。

○9月15日のヤクルト戦 前川右京外野手の甲子園初ホームラン

 1点ビハインドで迎えた2回。1死から佐藤輝が豪快な同点ソロを右翼席に運び、一気呵成といきたい場面だった。高梨がカウント3-1から投じた148キロのストレートを強振した前川の打球は、阪神ファンが待つライト席へ飛び込む4号ソロとなった。3年目の前川にとっては甲子園初ホームラン。甲子園での左打者2連発は2005年の林威助と金本知憲以来19年ぶりでもあった。掛布氏は「素晴らしいホームラン」と絶賛。その上で「左腕で叩くのではなく、もう少し右でうまくリードして、バットが体に巻き付くような形を作ってから、左でボールを押さえ込む感覚を覚えていけば、もっとライト方向のホームランが増える」とアドバイスを送った。

 投票は、番組公式X(旧ツイッター)を通じて、または「虎バンチャンネル」で公開中のノミネート動画概要欄から応募フォームにアクセスし、上記3つのプレーから受賞にふさわしいと思うものを選ぶだけ。投票締切は10月8日午後11時59分で、結果は後日、掛布氏が発表する。受賞プレーを当てた人から抽選で、受賞選手の直筆サインボールが5人、掛布氏のサイン色紙が5人に贈られる。

【DID 大同工業 presents 阪神タイガース DIDアワード】
○ノミネートプレーが発表されたYouTube番組はこちら https://youtu.be/kiFQ-5Yd-6c
○番組公式サイト:https://www.asahi.co.jp/toraban/
○番組公式X:https://x.com/abc_toraban/status/1841057245754507519

【実際の映像】シーズン最終盤の9月に甲子園を沸かせた3つのプレーを掛布雅之氏が厳選

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY