カーショーは引退の「可能性がある」 ド軍一筋212勝も…怪我でPO絶望、迫る“世代交代”

ドジャースのクレイトン・カーショー【写真:Getty Images】
ドジャースのクレイトン・カーショー【写真:Getty Images】

左足親指の怪我でPO登板は絶望…2024年は1年契約

 サイ・ヤング賞を3度獲得しているドジャースのクレイトン・カーショー投手の来季契約について、米メディアが注目している。1年契約を結んだ今季は2勝2敗で終わり、左足親指の怪我の影響でポストシーズンでの登板は絶望的となっており、2025年の契約は選手オプションとなっている。

 地元メディア「ドジャース・ネーション」が「クレイトン・カーショーの2024年シーズンが終了した。彼のドジャースでのキャリアも終わったのか?」のタイトルで言及。「彼のドジャースでの将来は不透明だが、カーショーは2025年シーズン、選手オプションを行使することができる。彼がそれを選ぶかどうかは、まだ謎である」と伝えた。

 すでにデーブ・ロバーツ監督は、通算212勝の36歳左腕がプレーオフに登板しないことを明言。これを受けて同メディアは「ベテラン左腕のいないドジャースのポストシーズンを考えると、確かに暗い気持ちになる」とした。

 カーショーは2008年以降、2021年を除いて常にポストシーズンに出場。通算成績は39登板で13勝13敗1セーブ、防御率4.49。213三振を奪っている。

 同メディアは「彼がすでに球団の歴史に名を刻んでいることは明らかだ」として「未来の殿堂入り選手である彼は現代のサンディー・コーファックス(ドジャースのレジェンド左腕)とみなされている。カーショーはナ・リーグのサイ・ヤング賞を3回受賞し、オールスターに10回選出され、ワールドシリーズでも(1度)優勝している」と実績を称えた。

 カーショーの今季最終登板は8月30日(日本時間31日)のダイヤモンドバックス戦だった。同メディアはこの試合が「ドジャースのユニホームでの最後の試合になったとしても、彼はロサンゼルスでのキャリアを振り返り、誇りに思うことができるだろう。ファンは常にカーショーがドジャースの選手として引退することを想像しており、それが、近い将来に現実となる可能性がある」と引退する可能性に触れた。

 その一方で「カーショーがもう1シーズン戻ってくる可能性はある。しかし、いずれにせよ、17シーズンを経て、彼のレガシー(功績)はロサンゼルスに残り続ける」とドジャースにおける存在の大きさを述べていた。

(Full-Count編集部)

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