大谷翔平封じへ…パ軍エース「必ず聞いてみる」 ダルビッシュがもたらす“効果”
キングと大谷は通算14打数6安打、打率.429、3本塁打
パドレスのマイケル・キング投手は7日(日本時間8日)、ドジャースとの地区シリーズ第3戦の前日会見に臨み、第2戦でチームを勝利に導いたダルビッシュ有投手を「いつも尊敬の念を抱いている」と絶賛した。
今季からパドレスに加入し、31登板で13勝、防御率2.95を記録してエース格へ上り詰めたキング。ブレーブスとのワイルドカード・ゲームでも7回無失点12奪三振の好投を披露した。シリーズをタイに戻しての8日(同9日)の第3戦に先発する。キングは第2戦で7回1失点の好投を見せ、大谷翔平投手を無安打に封じた38歳のダルビッシュに対して脱帽した様子だった。
「すべてダルビッシュの功績だ」とキング。今季54本塁打&130打点の2冠を手にした大谷を封じたことに感銘を受けたようで「オオタニがチームの原動力となっている。彼をコントロールできれば……。そして、オオタニが打席に入るとき、ランナーなしで対戦できれば、それは大きなことだと思う」と、大谷の前後を抑えた上で対戦したことを絶賛した。
続けて「彼はショウヘイ・オオタニだ。どんな投球をしても(オオタニは)捉える能力を持っているのは分かっている。彼が打席に立っているときにダメージを最小限に抑えるだけだ。ダルビッシュに、彼が何を見て、(オオタニに)どんなアプローチをしていたのか、必ず聞いてみるつもり」と、第3戦の自身の投球に“大谷封じ”のコツを聞くことも明かした。
また、キングは「できるだけ冷静を保とうとするけど、時々感情的になってしまうことがある」と自身を振り返った上で、ダルビッシュは「大舞台や重要な局面で見せる彼の振る舞いには、いつも尊敬の念を抱いている」とコメント。「ダルビッシュは(外的要因で)影響を受けないようだ。あの試合を負ければ0勝2敗になり、私たちにとっては長い坂道になってしまう。彼は冷静で圧倒的だった。いつも彼の仕事ぶりを見ると感心するんだ」と惜しみない称賛を続けた。
キングと大谷の対戦成績は、通算14打数6安打、打率.429、3本塁打3三振と大谷に分がある。大谷が得意の相手を攻略してドジャースを勝利に導くか、それともダルビッシュの教えを得たキングが抑えるのだろうか。
(Full-Count編集部)