オリ岸田護新監督が就任会見「慣れは選手に限らずあった」 5位から再建へ「情熱持って」

就任会見に臨んだオリックス・岸田護新監督【写真:北野正樹】
就任会見に臨んだオリックス・岸田護新監督【写真:北野正樹】

チーム一筋の43歳「驚きと不安と緊張が率直な気持ちです」

 オリックスの岸田護新監督が11日、大阪・舞洲の球団施設で就任会見に臨んだ。43歳の若き指揮官は「驚きと不安と緊張が率直な気持ちです。オリックス一筋でやらせて頂きました。要請を受けましたので、チームの力になろうと引き受けました」とチーム再建への尽力を誓った。

 2021年から監督に就任していた中嶋聡前監督が今季限りで退任。現役時代からチーム一筋の岸田監督に白羽の矢が立った。「今年は勝てなかったんですけど、中嶋監督も最後に言われていた慣れは選手に限らずあった。中嶋さんに任せておければなんとかなるという雰囲気があった。まずはチーム一丸となって、そこからがスタートかなと思います。情熱を持ってやっていくことを大事にしたい」と語気を強めた。

 岸田新監督は2005年大学生・社会人ドラフト3巡目でNTT西日本からオリックスに入団。チーム一筋を貫き、2019年限りで現役を引退した。プロ14年間で通算433試合に登板し44勝30敗、63ホールド63セーブ、防御率2.99。現役引退後の2020年から指導者となり、投手コーチを務めていた。

 オリックスは中嶋前監督の指揮で2021年からリーグ3連覇を成し遂げた。2022年には1996年以来26年ぶりの日本一にも輝いた。しかし、今季は63勝77敗3分けでリーグ5位に終わり、シーズン最終戦だった6日に中嶋監督の退任を発表していた。

(Full-Count編集部)

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