ロッテ・佐々木朗希、8回無失点でCS初勝利「7回で交代かと」…今季未勝利のハムを圧倒

ロッテ・佐々木朗希【写真:荒川祐史】
ロッテ・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

ロッテはCSファーストステージ突破に王手

■ロッテ 2ー0 日本ハム(12日・エスコンフィールド)

 ロッテ・佐々木朗希投手が12日、敵地で行われた日本ハムとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージの初戦に先発。8回5安打無失点、112球を投げて9奪三振の投球内容でチームの勝利に貢献。自身のCS初勝利を手にした。

「初戦を任せてもらったので、その期待に応えられるように投げました。先制してもらって、その点を最後まで投げようと、(佐藤)都志也さんのリード通りのいい投球ができたと思います」

 最速158キロの力のある直球とキレのある変化球で日本ハム打線を翻弄。1回2死から清宮に四球を与えて出塁を許したが、好打者のレイエスをオール直球の3球三振に仕留めるなど上々の立ち上がりとなった。

 4回、5回といずれも先頭打者の出塁を許したが、ともに併殺打で切り抜けるなど制球力が光った。味方打線は5回に中村奨が先制弾を放ち、佐々木を援護した。2点リードの8回2死一塁で浅間を157キロの直球で三振に仕留めると雄叫びをあげた。

 8回を投げ切った投球には「僕は7回で交代かなと思ったんですけど、8回頑張りました」とおどけて、ファンを喜ばせた。

 佐々木は2021年、2023年とCS初戦のマウンドを任されたが、白星を手にすることはできなかった。

 今季のレギュラーシーズンは18試合に登板し、入団5年目にして初の2桁勝利となる10勝を挙げた。日本ハムに対しては5試合で白星なしの2敗で防御率3.81と相性は良くなかったが、大一番で22歳の剛腕が存在感を示した。ロッテはCSファーストステージ突破に王手をかけた。

(Full-Count編集部)

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