大谷翔平、日本人初のPO先頭打者弾 2戦連発3号に敵地騒然…無走者では26打席目で初安打
リーグ優勝決定S第4戦に「1番・指名打者」で先発出場
【MLB】メッツ ー ドジャース(日本時間18日・ニューヨーク)
ドジャース・大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、敵地で行われたメッツとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦に「1番・指名打者」で先発出場。日本選手初となるプレーオフでの先頭打者弾を放った。2戦連発となる豪快な一発はポストシーズン3本目で、短期決戦での複数本塁打は10本の松井秀喜に次ぐ、日本選手2位に。走者ないの展開では、プレーオフ初安打となった。
NYに連日の号砲を轟かせた。ブーイングが浴びせられる中、敵地ファンを沈黙させる豪快アーチをかけた。プレーオフでの本塁打は地区シリーズ第1戦の3ラン、前日16日(同17日)リーグ優勝決定シリーズ第3戦の3ランに続き、3本目。日本選手のポストシーズン2試合連発は松井秀喜(ヤンキース)が2009年ワールドシリーズ第2、第3戦で放って以来2人目となった。
打球速度117.8マイル(約189.6キロ)、飛距離422フィート(約128.6メートル)、角度22度の一撃は先発・山本由伸投手を援護する快音となった。
今季はレギュラーシーズン159試合に出場し、打率、本塁打、打点、盗塁のいずれも自己ベストを更新。打率.310で惜しくも首位打者獲得はならなかったが、54本塁打と130打点で2冠を手にした。史上6人目の「40本塁打&40盗塁(40-40)」だけでなく、前人未到の「50-50」も樹立。日本人として初めて「トリプルスリー」も達成した。
昨年12月に10年総額7億ドル(約995億円)でドジャースに移籍。加入1年目は圧倒的な成績でチームを牽引し、ドジャースは98勝64敗、メジャー最高の勝率.605でレギュラーシーズンを終えた。メジャー7年目で初めて地区優勝を経験し、初のポストシーズンに出場している。