崖っぷち阿部巨人、7選手の入れ替え断行 吉川&ヘルナンデスを緊急昇格…秋広は2日で抹消
ドラ1西舘勇陽、井上温大も登録
19日のプロ野球公示で、巨人はエリエ・ヘルナンデス外野手、吉川尚輝内野手を出場選手登録した。この日、東京ドームで行われるDeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦で負ければ終戦となる巨人。5月に加入し、怪我から復帰したばかりの29歳助っ人と正二塁手の吉川に起爆剤としての期待がかかる。
ヘルナンデスは8月11日の中日戦(バンテリンドーム)で、ダイビングキャッチを試みた際に左手首を負傷。担架に乗せられたまま球場を去り、左手首の骨折が発表された。今月17日の「みやざきフェニックス・リーグ」の韓国・ハンファ戦で実戦復帰を果たし、即3点二塁打を放つなど存在感を示していた。
CS3試合で2得点と貧打に苦しむ阿部巨人にとって、打線の起爆剤としての緊急昇格となった。ヘルナンデスは交流戦では両リーグ5位の打率.342をマーク。故障するまでの56試合で打率.294、8本塁打、30打点、OPS.798を記録して打線を支えていた。
レギュラーシーズンで全143試合に出場した正二塁手の吉川も脇腹を痛めた関係で離脱。CSでは登録から外れていたが、チームの緊急事態に昇格となった。今季は打率.287、5本塁打、46打点の成績を残し、12盗塁に13犠打でチームに貢献。高い守備力でも欠かせぬ存在だった。投手ではドラフト1位の西舘勇陽、井上温大も登録された。
一方で泉圭輔投手、ココ・モンテス内野手、秋広優人内野手が抹消。秋広は17日に昇格したばかりだったが、わずか2日で登録を外れた。阿部監督は負けたら終戦の一戦を前に7選手の入れ替えを断行した。
(Full-Count編集部)