巨人がCS初勝利で2勝3敗に 坂本勇人が気迫のヘッスラ連発…阿部監督も笑顔

7回、本塁にヘッドスライディングで生還した巨人・坂本勇人【写真:小林靖】
7回、本塁にヘッドスライディングで生還した巨人・坂本勇人【写真:小林靖】

先発したCS初登板の井上は6回1安打1失点

■巨人 4ー1 DeNA(19日・東京ドーム)

 巨人は19日、東京ドームで行われたDeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦に4-1で勝利した。崖っぷちから意地のCS初勝利で、アドバンテージを含めた対戦成績を2勝3敗とした。

 4回無死一、二塁から岡本和の二ゴロ併殺打の間に1点を先制。2試合連続で試合の主導権を握った。先発を託された井上は5回までパーフェクト投球も、6回1死から戸柱にこの日初安打となるソロを浴びて同点とされた。

 3戦目までで計14安打の打線が意地を見せたのは7回だった。1死から坂本が左前打、中山が右前打で続くと、1死一、三塁から岸田がセーフティスクイズ。坂本がヘッドスライディングで勝ち越しのホームを踏み、グラウンドをバンバン叩いて感情をあらわに喜んだ。さらに重盗を成功させ、長野の一ゴロが野戦と失策を誘ってこの回一挙3点を加えた。

 3点リードの9回は守護神の大勢がマウンドへ。走者2人を背負ったが、最後は宮崎を空振り三振に仕留めた。まさかの3連敗を喫し絶対に負けられなかった一戦。今シリーズ最多の4得点とようやく打線が目覚め、反撃に転じる。

(Full-Count編集部)

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